2012 Fiscal Year Annual Research Report
電極基板に固定された生体高分子のダイナミクス変化を指標とする生体分子検出法の開発
Project/Area Number |
22350072
|
Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
井上 将彦 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 教授 (60211752)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 肇 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 准教授 (10324055)
藤本 和久 九州産業大学, 工学部, 准教授 (40334718)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | DNA プローブ / 電気化学的検出 / 全電極 / フェロセン / 電荷移動 / ペプチドプローブ |
Research Abstract |
本申請者らは、申請者オリジナルのフェロセン修飾 DNA プローブを用いて電気化学的 SNPs 検出法を開発してきた。本課題では、電極上に固定化したプローブ分子が示すダイナミクスを利用した電気的検出系を、さまざまなターゲットに対して拡張した。 1. SNPs 検出における DNA プローブの検出原理を利用して、他の DNA 多型の電気化学的検出へと展開した。これにより、開発したオリジナルの DNA プローブの汎用性や価値が非常に高いものと立証された。さらに本手法を基盤とし、DNAフラグメントの配列特異的かつ半定量的な検出手法を構築し、APOBEC3G が触媒する脱アミン化反応の追跡に成功した。本研究の成果をもとに、DNA に対して特異的に結合する新規薬剤候補のスクリーニング系を構築中である。 2. フェロセンを主骨格とした非天然アミノ酸( Faa )の合成を達成し、ペプチド鎖中の任意の位置に導入に成功した。ペプチド鎖の片方の末端をシステインとすることで、金―チオール結合で金電極上に SAM 形成(ペプチドアレイ)が可能となった。エストロゲン受容体タンパク質( ER )に結合する活性化因子の結合領域を抽出し、ペプチドプローブの主配列とし、αヘリカル構造のペプチドプローブと ER の相互作用検出を検討した。 3. 以上の成果をもとにして、生体分子の局所的柔軟性が示す生物学的重要性の実験的調査を実施した。現在、DNA の柔軟性を周波数( Hz )で読み取り、得られた周波数を換算して、柔軟性を力学的に評価する手法を構築中である。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(39 results)
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Furanose Ring Conformations in a 1'-Alkynyl C-Nucleoside and the Dinucleotide.2012
Author(s)
Chiba, J., Shirato, W., Yamade, Y., Kim, B.-S., Matsumoto, S., Inouye, M.
-
Journal Title
Tetrahedron
Volume: 68
Pages: 9045-9049
DOI
Peer Reviewed
-
[Journal Article] Electrochemical Direct Detection of DNA Deamination Catalyzed by APOBEC3G.2012
Author(s)
Chiba, J., Kouno, T., Aoki, S., Sato, H., Zhang, J.-Y., Matsuo, H., Inouye, M.
-
Journal Title
Chemical Communications
Volume: 48
Pages: 12115-12117
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-