2012 Fiscal Year Annual Research Report
準単色LCS-X線と標的指向性DDSを組み合わせた相乗的癌治療効果に関する研究
Project/Area Number |
22360040
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
小池 正記 独立行政法人産業技術総合研究所, 計測フロンティア研究部門, 研究グループ長 (00356958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 永祐 独立行政法人産業技術総合研究所, エネルギー技術研究部門, 主任研究員 (10358070)
鶴嶋 英夫 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50315470)
黒田 隆之助 独立行政法人産業技術総合研究所, 計測フロンティア研究部門, 主任研究員 (70350428)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 標的指向性DDS / レーザーコンプトン散乱X線源 / 相乗的癌治療効果 / マルチパルス電子ビーム / 金コロイド |
Research Abstract |
本研究は、将来の低侵襲の新たな癌治療システムの構築を目指し、薬剤とX線の相乗効果を利用した癌治療法の開発を行うことを目的としている。そのため、X線源として、高繰り返しの再生増幅器型レーザー共振器とマルチパルス電子ビームを用いた、マルチパルス・レーザーコンプトン散乱による準単色X線源を開発した。さらには治療用の薬剤運搬のため、金コロイドや白金抗癌剤(シスプラチン)などの重金属を内包し、癌細胞に集積させる標的指向性(アクティブターゲティング)Drug Delivery System (AT-DDS)を開発した。このAT-DDS薬剤とX線照射による治療効果の検証として、細胞培養液中に金ナノ粒子を付加して低エネルギーX線を照射したところ、活性酸素の産出量が約2-3割増加することがわかった。また、悪性脳腫瘍細胞(U251)に金ナノ粒子(粒径8nm)を細胞培養液にそれぞれの濃度で添加して低エネルギーX線を照射してcolony forming assayを施行した結果、照射線量8Gy,添加金ナノ粒子30mg/mL(培養液中濃度)以上でコントロールに比して有意な細胞増殖抑制効果が観られることがわかった。最終的に両者の成果を融合させ、AT-DDS薬剤と単色X線ピンポイント集光照射による計算機シミュレーションを実施することで、薬剤とX線の相乗効果実証の目処を立てることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)