2012 Fiscal Year Annual Research Report
CG画像簡略化技術を用いた発泡スチロールの自由曲面加工・計測システムの構築
Project/Area Number |
22360058
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
齋藤 義夫 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (00108218)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 智久 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (70334513)
朱 疆 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70509330)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 自由曲面加工 / 三次元形状計測 / 画像簡略化 / 多軸制御 |
Research Abstract |
本研究の最終年度として、前年度まで得られた成果と融合して研究をまとめ、CG画像簡略化技術を加工工程に適用することの可能性について、総合的に評価するとともに、加工分野全体への波及効果について分析し、将来性について吟味を行ない、下記のような成果を得ることができた。 (1)発泡スチロールに適した粗加工・仕上げ加工用CAMシステムの構築:CG画像簡略化技術により平面近似による粗加工プロセスと最終的な仕上げ加工の組み合わせについて、加工特性を考慮して最適な加工条件を選定できるCAMシステムを構築する。粗加工時は粗計測、仕上げ加工時は精密計測をそれぞれ対応させることにより、システムの効率向上を図る。さらに、従来あまり明確な議論がされていない、曲面の精度について、加工と計測を融合することによるリバースエンジニアリングへの適用も含めて、評価手法の開発を行い、新たな知見を得た。 (2)CG画像簡略化技術の高能率演算法の開発と加工・計測パス生成への展開:CG画像簡略化技術としてはプログレシブ・メッシュの考え方などを基本に、本システムに調和するように数値演算速度の向上を図り、加工・計測パスの曲線補間精度と制御速度の最適化を検討する。ここでは、曲面上の測定点からポリゴン情報に変換するソフトウェアは既に種々のものが開発されているので、それらを有効に利用するとともに、本方式の特徴を生かした面張り手法の提案を行ない、その有効性を示した。 (3)発泡スチロールの自由曲面加工・計測システムの構築:それぞれの成果を融合し、自由曲面の加工・計測システムを構築し、実用上での問題点の検討を行う。高速移動に適した工具システムを製作して、実機での加工実験を行い、システムの信頼性、再現性を確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)