2012 Fiscal Year Annual Research Report
先端医療機器の高度化を目的とした液晶駆動型超小型モータの開発
Project/Area Number |
22360081
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
蝶野 成臣 高知工科大学, 工学部, 教授 (20155328)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 知宏 高知工科大学, 工学部, 教授 (60309721)
岡 宏一 高知工科大学, 工学部, 教授 (10160649)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 流体工学 / 液晶 / マイクロ・ナノデバイス / マイクロマシン |
Research Abstract |
液晶の背流効果を利用した超小型モータの開発を目指して研究を行った.本年度は,昨年度開始した実験を継続した.とくに寸法効果について検討するため,3種類のサイズのモータを製作して,それらの動特性実験を行った.その際,電場強度を一定にするため,外筒と内筒の間隔はすべて一定の5μmとなるように外筒と内筒のサイズを選んだ.製作した3種類のモータの代表的な寸法は,モータ①(外筒の内径80μm,内筒の外径70μm),モータ②(外筒の内径110μm,内筒の外径100μm),モータ③(外筒の内径495μm,内筒の外径485μm)である. いずれのモータにおいても回転むらの少ないスムーズな回転が得られた.回転数は,モータ①では周波数が1000Hzのとき最大値20.5rpm,モータ②では周波数が1000Hzで最大値14.6rpm,モータ③では周波数が400Hzで最大値2.6rpmであった.本研究で開発したモータは,内筒の外表面に接している液晶が発生するせん断力で回転するので,寸法が小さいほど回転角としては大きく,結果的に回転数も大きくなったと考えられる. 得られた結果は,日本流体力学会年会(高知),日本機械学会流体工学部門講演会(京都),数値流体力学シンポジウム(東京),MEMS2013(台湾),日本機械学会中国四国支部講演会(高知)で発表した.また論文執筆と報告書の作成も行った.さらに,2年前に米国に出願していた特許が登録された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)