2011 Fiscal Year Annual Research Report
多チャンネルFBGによる全光学的信号処理及び超高感度センシングデバイスへの応用
Project/Area Number |
22360140
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
李 洪譜 静岡大学, 工学部, 准教授 (90362186)
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Keywords | 応用光学・量子光工学 / 多チャンネルFBG / 光信号処理 / 電子デバイス・機器 / 光ファイバセンシング / ファイバリングレーザ / 位相シフトFBG |
Research Abstract |
超高速光通信及び超高速光信号処理を実現するために、高繰り返し超短光パルス波形制御技術が不可欠である。本研究前半では、特別に設計された位相シフトファイバグレーティングによる新しいパルス波形制御技術を提案した。本研究の後半では、特別な単一チャンネルダブル位相シフトFBG及び単一位相シフト多チャンネルFBGを用いて新しい超高感センシングデバイスを提案した。センシング部分として位相シフトFBGを用いて、高感度・多機能を持つFBGセンシングデバイスの動作及び特性評価等の預備実験を行った。主な研究進展は以下の通りである。 1)CO_2レーザーによる長周期ファイバグレーティング(LPG)及び位相シフト(LPG)の作製法を成功した。 2)PZT素子による51多チャンネルFBG超狭フィルター及び多波長レーザーへの応用を実現した。 3)多チャンネル位相シフトFBGの各新しいバンドパス端に、光の群速度を大きく減らす現象(「スローライト」と言われる)を実験的に確認した。 4)CO_2レーザーによる多チャンネルFBG中に位相シフト書き込む技術を開発した。 5)CO_2レーザーによるナノファイバグレーティング新たな作製法を提案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の進展はほぼ当初の研究計画を通って進んだ状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的に当初の研究計画を通して今まで提案した方法を実験的に確認して進めたいですが、本研究の計画は最終年度物であるので、次の年度研究発展のため、予備実験として、CO_2レーザーによる光ナノファイバを用いた多チャンネルファイバグレーティングの創出を提案する。
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