2012 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク・アウェア・サービス指向型システム構成論に関する研究
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22360153
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 豊 京都大学, 情報学研究科, 教授 (00135526)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ネットワーク・LAN / トラヒック / ネットワーキング / 性能評価 / モデリング / 無線ネットワーク / コグニティブ無線システム / QoS |
Research Abstract |
本年度は次のような研究成果を得た。 1.コグニティブ無線通信システムにおけるセカンダリ・ユーザの通信品質解析 コグニティブ無線通信システムにおいてはプライマリ・ユーザの帯域利用が開始されるとセカンダリ・ユーザを使用中の当該スペクトラムを開放し、他の空き帯域を探す必要があり、これはスペクトラム・ハンドオフと呼ばれている。スペクトラム・ハンドオフの頻度が高いと強制切断の可能性が高くなり、かつシステムの処理負荷が増大する。本研究では、セカンダリ・ユーザの通信成功確率、平均ハンドオフ回数、通信可能な平均データ伝送量、リンク継続確率を取り上げ、その導出を行った。数値計算実験では、プライマリ・ユーザおよびセカンダリ・ユーザのトラヒック量が各種性能評価量に与える影響を検討した。 2.コグニティブ無線通信における協調型チャネルセンシング コグニティブ無線通信においては、スペクトラム・ハンドオフに際して他の回線の使用状況を知る必要があり、各セカンダリ・ユーザが独立してセンシングするのは非効率的であり、即応性に欠けるため、これらユーザが強調してセンシングすることで、効率と精度を高めることが可能である。数理モデルに基づき、その性能解析を行い、最適なセンシング方式に関する検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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