2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22360154
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小牧 省三 大阪大学, 工学研究科, 教授 (10243164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 勝俊 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (10207342)
東野 武史 大阪大学, 工学研究科, 助教 (20419469)
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Keywords | Radio on Fiber / ハイブリッド無線アクセスネットワーク / 帯域標本化 / エージェント / 効用関数 / 階層化意思決定法(AHP) / ロジスティック回帰分析 / QoE |
Research Abstract |
超フレキシブルWIaaSネットワーク技術の実現のため、I.H-RAN技術については,(1)異なる品質を持つRoF, RoFSO,無線アクセスがカスケード接続された回線における回線設計法を新たに提案し、シミュレーションによってその有効性を評価した。また,(2)電波空間のIPパケット伝送のため,周波数/帯域が異なるヘテロジニアス無線を一括してADしても所要伝送速度を最小化できる帯域標本化周波数選択法を新たに提案した.また,DRoF実験系を構築し,送受信機間の標本化周波数オフセットならびに位相誤差の再生電波信号品質への影響について評価し,局部発信器の許容位相雑音性能を明らかにした II. ワイヤレスエージェント技術については,(1)End-to-EndでQoEを保証する信号形式変換エージェントとして,動画サービスのQoEへのフレームと画質の寄与度に着目し,マルチホップ無線ネットワークの特に後段ホップで問題となる輻輳に起因したQoE劣化を解決する下位レイヤフレーム間引き方式を提案し,シミュレーションによりITU-T VQの観点からその有効性を明らかにした.また,(2)QoE定量化のための効用モデルについては,ユーザセントリックSLAエージェントして動画ストリーミングの遅延時間と動画品質を評価尺度とするAHP分析に基づく効用関数を用いてユーザの希求水準を満足するコンテンツ選択方式を提案し,無線周波数利用効率を損なうこと無くユーザ満足度を高められることを示した.さらにロジスティック回帰分析によって求めた品質と料金を評価基準としたユーザ効用と,加入率と収入で定式化したオペレータ効用を統合する相互効用をゲーム理論のナッシュ交渉解を用いて定義し,両者の最大化することでユーザ/オペレーションスタイルを協調させるためのマクロ効用関数モデルを導出した。
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Research Products
(7 results)