2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22360162
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
莅戸 立夫 富山大学, 大学院理工学研究部(工学), 准教授 (00261149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ベイ ジョンソク 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20165525)
工藤 博幸 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (60221933)
岸上 明生 岐阜女子大学, 家政学部, 教授 (40261177)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ミリ波 / マイクロスコピー / 走査型近接場顕微鏡技術 / パッシブ計測 / 無侵襲計測 / 画像化 / 温度分布計測 / 低温 |
Research Abstract |
本研究は,電波であるミリ波を用いた新たな画像計測技術,ミリ波帯パッシブマイクロスコピーの開発を目的としている。研究代表者等が提案し研究・開発を実施しているミリ波帯走査型近接場顕微鏡技術とミリ波帯で培われている高感度信号計測技術を組み合わせることにより,物体から自然放出されている熱放射の内のミリ波成分を受信して,回折限界をはるかに超える微小空間分解能での画像化が可能であると考えている。ミリ波帯パッシブマイクロスコピーを実現するための計測システムを構築し本システムの特性評価を実施すると共に,微小空間分解能での温度分布画像化を検討し,ミリ波帯パッシブマイクロスコピーの有用性を実証する計画である。以下に,本年度実施した具体的な検討事項,得られた成果等を示す。 ミリ波帯パッシブマイクロスコピーを実現するための計測システムの開発,特性評価を概ね終了した。本画像計測技術の有用性を実証するため,従来の赤外領域におけるパッシブ計測(放射計測)では画像化困難な低温(≦ 230 K)領域での画像計測を試みた。その結果,室温から160 Kの低温に至る温度範囲で,測定対象から放出されているミリ波帯熱放射を反映する画像を回折限界以下の空間分解能で取得することに成功した。 応用計測として,タンパク質水溶液(BSA:bovine serum albumin,ウシ・血清・アルブミン)を測定対象とし,室温から125 Kの温度範囲での熱放射計測を試みた。その結果,タンパク質の構造変化に起因すると考えられる熱放射信号の変化を確認することができた。本結果は,本計測技術がタンパク質の機能原理を解明する上で有効な手段となり得ることを示している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)