2010 Fiscal Year Annual Research Report
新しい高圧脱水成型機構を用いた超大型3Rソイルコンクリートの開発研究
Project/Area Number |
22360188
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
笠間 清伸 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (10315111)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
善 功企 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (50304754)
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Keywords | 固化処理 / 3R / 粘土 / リサイクル / 高強度 / 脱水 / 大型化 / ヘドロ |
Research Abstract |
今年度は,大型脱水固化装置を用いて作製した大型ソイルブロックの脱水特性,均質性および強度特性の評価を行った.得られた主な結果を以下に示す (1)固化材添加率の増加に伴い,圧密終了時間は短縮したが,固化材添加率の増加に伴う圧密終了時間の短縮には限界が見られた (2)固化材添加率および母材によらず,含水比の均質な大型湊深土ブロックを作製できた.また,新たに開発した大型脱水固化装置を用いて,鉛直方向に含水比の均一な供試体を作製できた (3)脱水固化処理土の一軸圧縮強さは,固化材添加率40%で最大値をとり,固化材添加率を60%に増加しても一軸圧縮強度は増加しなかった.脱水固化処理土の強度は,その脱水圧力に応じた最適な固化材添加率にすることにより,コンクリート強度に匹敵する強度が期待できる (4)大型脱水固化装置を用いて作製したブロックは,固化材添加率を調整することにより,コンクリートに匹敵する強度を有する浚渫土ブロックが作製できる (5)脱水固化処理土は,乾燥密度が同等であっても,固化材添加率により一軸圧縮強さの違いが見られた.一軸圧縮強さの増大には,セメントの固化反応が深く関係しており,その関係性は,水セメント比を用いた式(1)によりあらわすことができる
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Research Products
(4 results)