2013 Fiscal Year Annual Research Report
国際統一規格のためのセメント固化処理技術の調査・設計法の研究
Project/Area Number |
22360190
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
北詰 昌樹 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (70359230)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 地盤工学 / 国際協力 / 安定処理土 / 試験法 |
Research Abstract |
①セメント固化処理技術の品質管理技術に関する国際調査・比較:日本,シンガポール,ベトナム,中国と欧州の施工と施工管理,品質管理に関する基準を調査・比較した.その結果,室内配合試験法,現地の検査方法と頻度が大きく異なっていること,その原因として対象土質特性の他に,地域的,社会的条件,技術の発展の程度,施工事例数などが大きいことが分かった. ②強度特性に及ぼす影響因子の検討:セメント固化処理土の強度特性に及ぼす試料作製方法と養生条件に関して,東京工業大学,港湾空港技術研究所,スウェーデン地質研究所,ローマ大学,コインブラ大学において,4種の試験法による一斉試験を行った.その結果,強度ならびにそのばらつきの程度が試験法によって大きく異なる結果が得られ,対象土質,固化材の種類と添加量などによって試験法の適否が見られた.適否の判断指標として,攪拌混合直後の非排水強度と流動性を提案し,その適用性を検証した. ③ウェットグラブサンプラーによる現地試験:現地改良土のサンプリング方法を再現するために,ウェットグラブサンプラーを用いた現地試験を実施し,改良土のサンプリング方法の違いが現地改良土の強度特性に及ぼす影響を検討した.その結果,サンプリングの方法によって,改良土の特性が大きく異なることが分かった.施工方法(スラリー式とドライ式),採取後のモールドディング法による影響が大きいことが分かった.特に,ドライ方式の場合には改良土の流動性が低いために,ウェットグラブサンプリングの適用性が低いことが分かった. ④改良土の脆性的特性を再現評価する数値解析手法の開発:粒子法の一つであるSPH法を用いた数値解析手法を開発して遠心模型実験結果と比較した.その結果,改良の余地はあるものの破壊形態や安定性の評価に全般に高い適用性があることが分かった.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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