2012 Fiscal Year Annual Research Report
建物内外流管での圧力損失発生メカニズム解析に基づく自然通風量予測に関する研究
Project/Area Number |
22360236
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
甲谷 寿史 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20243173)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桃井 良尚 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40506870)
山中 俊夫 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80182575)
小林 知広 立命館大学, 理工学部, 講師 (90580952)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 自然換気 / 通風 / 流管解析 / CFD解析 |
Research Abstract |
1)前年度成果の取りまとめ 前年度までの成果を、日本建築学会大会(2012.9、2題)に投稿・発表した。 2)前後開口面積が異なる室における通風量・流管分析 継続的に行なってきた、種々の形状、特に前後の開口面積が異なる室についての風洞実験による通風量測定と流管同定に関して、データ整理を行い、詳細な分析を行った。結果、風下側開口部での流出風速分布が異なることが明らかになり、エネルギー損失の発生メカニズムが異なることが示唆された。 3)前後開口面積が異なる室におけるエネルギー損失の発生メカニズム解明のためのCFD解析 前後の開口面積が異なる室についてCFD 解析を行い、種々の乱流モデルでの解析精度検証を行った。流入・流出気流の再現を行うには至ったものの、風下側開口からの流出気流に影響を及ぼす周辺気流による後流域での平均風速に差異が見られた。解析精度に一部問題があるものの、CFD解析結果から、流入出開口間でのエネルギー損失、圧力損失に関する分析を行った。 4)パワー損失係数整備への取り組み 前年度までに提案、蓄積してきた、種々の室・開口形状に対するパワー損失係数に関するデータを、室内での流管の拡大と、風下開口での後流の性状を示すパラメータの2者に分けたパラメータで整理した。本取り組みは、今後も継続して行い、公表する予定である。 5)本年度の成果発表 本年度の成果について、空気調和・衛生工学会近畿支部(2013.3、1題)にて発表した。また、2013年度の関連学会で発表するための原稿執筆を行った(日本建築学会近畿支部1題、日本建築学会大会1題、空気調和・衛生工学会大会1題)。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)