2010 Fiscal Year Annual Research Report
ワーカーの行動計測に基づくワークプレイスの評価の研究
Project/Area Number |
22360258
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
宗本 順三 岡山理科大学, 工学部・建築学科, 教授 (60219863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鉾井 修一 京都大学, 工学研究科, 教授 (80111938)
松下 大輔 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (90372565)
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Keywords | 知的生産性 / ワークプレイス / ワークスタイル / 行動計測 / コミュニケーション |
Research Abstract |
本年度は、UWBセンサーネットワークを用いて、建設会社設計部のフリーアドレスオフィスのワーカーの行動を詳細に調査する予定であったが、UWBセンサーネットワークの使用電波帯が携帯電話に移行されたので、予定していたUWBセンサーネットワークの使用不可能となり、ZPS(超音波位置計測システム)を使用してワーカーの行動調査を行うことに変更したので、機器の都合で23年3月になった。さらに、3月11日には東日本大地震のために、3月の調査が不可能になった。繰越し、5月16日(月)から5月27日(金)まで、フリーアドレスオフィスのワーカーの行動をZPSで詳細に調査し、同時に定点カメラによる撮影、調査員による席の占有状況の目視記録の調査を行なった。その結果、自席(朝最初の座った座席)からの行動範囲は、ほとんどが5m以内であり、1日の総移動距離は約700mであることなどが判明した。 2度目の調査として、23年7月19日~22日、7月25~29日の計9日間、働き方のエクセル形式のアンケート、定点カメラによる撮影、調査員による席の占有状況の目視記録の調査を行なった。調査対象は上記の建設会社設計部のフリーアドレスオフィス、及び固定席オフィスである。その結果、固定席オフィスの方が、自席滞留時間の割合が少なく社内会議の比率が大きいことが分かった,その一方で、フリーアドレスオフィスの社内在席時間が少なく、社外での時間が長いことなどが分かった。詳細は、論文にて発表した。
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Research Products
(7 results)