2013 Fiscal Year Annual Research Report
有機修飾された酸化物交互共重合体を用いた増幅光応答の実現
Project/Area Number |
22360276
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
高橋 雅英 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20288559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳留 靖明 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50613296)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 有機-無機ハイブリッド / シロキサン / 酸塩基反応 / 重合 |
Research Abstract |
ケイ酸-リン酸系交互共重合体を主鎖とする酸化物オリゴマーの作製に取り組んだ。有機塩化シランとリン酸の反応条件(反応温度、溶媒、組成)を制御することにより、所望の主鎖構造を有する3量体の作製指針を確立した。特に(ケイ酸ユニット)-(リン酸ユニット)-(ケイ酸ユニット)あるいは(リン酸ユニット)-)(ケイ酸ユニット)-(リン酸ユニット)と末端記の異なる2種類のオリゴマーを作り分けることが可能となり、当該オリゴマーを基本ユニットとしたレゴ式分子構造設計の基礎を確立した。さらに、3官能リン酸基の反応性を制御することで、架橋数2の直鎖型オリゴマーと架橋数3の分岐型オリゴマーの作製にも成功し、ハイブリッド蛍光分子としては初めて分子量制御あるいは架橋(3次元構造)構造制御を可能とするオリゴマーを見いだしている。このように、架橋構造を制御したケイ酸-リン酸系交互共重合型高分子材料では、分子構造に依存した物性の制御が可能であることも見いだしている。すなわち、化学組成が同じでも架橋構造により物性を制御できることを立証した。 今後は、構造を規定されたオリゴマーを出発物質として用いた中距離構造制御型のハイブリッド高分子材料の実現が期待される。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)