2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22360285
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
小山 佳一 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (70302205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 昌和 鹿児島大学, 理工学研究科, 准教授 (40294524)
廣井 政彦 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (80212174)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 強磁場 / 平衡状態図 / 磁場中材料合成 / 磁場制御 / 機能性材料 |
Research Abstract |
[A] Mn系金属の強磁場中状態図調査:(A-1) Mn-Biについて、18Tまでの強磁場中平衡状態図を完成させ論文および国内外会議での発表を行った。CAPHAD法に磁気エネルギーを取り込むプログラムを開発し、Mn-Biの計算平衡状態図を製作、低磁場から高磁場まで実験結果をよく再現できることを示した。この結果について論文発表および国内外の会議で発表を行った。米国強磁場施設での45T強磁場中の状態図作成は、当該施設での液体ヘリウム不足等によりマグネットタイムが制限され、実験は行われなかったが、2014年度も引き続き本実験を申請する予定である。これまでの結果から、磁性体の磁気モーメントを全温度領域で精密に測定できれば、磁気エネルギーの評価が正確にでき、計算平衡状態図が実験結果を十分再現できることを示した。さらに、強磁場中示差熱分析同時その場観測装置を世界で初めて開発、Mn-Biの磁場中平衡状態を形態観測の視点から明らかにした。2014年7月の国際会議でその成果発表が決定している。 (A-2)擬二元系Mn-X(X=非磁性元素)の磁気的相互作用の変調による相転移制御を確認し、磁気相図を明らかにした。得られた結果は、論文発表および国内外の国際会議で発表した。(A-3)(A-1)で作成したMn-Biの強磁場中平衡状態図を基に、磁場中合成の最適化を行い、従来ゼロ磁場では合成できない温度でも、MnBi磁石材料が結晶配向状態で合成できることを見出した。この成果は「永久磁石の製造法」(特願2013-197699)として出願、論文投稿するとともに国内外の会議で公表した。 [B] Fe系金属の強磁場中状態図調査: 2012年度中に完成したFe-C合金系の強磁場中状態図について、市販のFe-C鉄鋼試料について論文に投稿し記載が決定した。純良Fe-C合金については2014年度に論文投稿する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(31 results)
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[Journal Article] Magnetic properties of Mn2Sb1-xZx (Z = Ge, Sn)2013
Author(s)
K. Koyama, D. Shimada, H. Orihashi, D. Mitsunaga, M. Hiroi, K. Matsubayashi, Y. Uwatoko, R. Onodera, S. Kimura, and K. Takahashi
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Journal Title
Rep. Fac. Sci., Kagoshima Univ.
Volume: 46
Pages: 37-42
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