2012 Fiscal Year Annual Research Report
ペプチドチップ高度化にむけた高機能ペプチド捕捉分子群の創製
Project/Area Number |
22360341
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
三原 久和 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (30183966)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 浩 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (70398105)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | バイオチップ / ペプチド / 捕捉剤 |
Research Abstract |
ペプチドチップ開発のために、以下のようにファージ提示法や糖結合型ペプチドなどを駆使して高機能化ペプチド捕捉剤分子群を創製する。1.ペプチド提示ファージ法による有用ペプチド捕捉分子群合成:平成22-23年度に確立したペプチド提示ファージ法による、βループ構造を有するデザインペプチド群の構築研究に基づき、種々のタンパク質をターゲットにした捕捉剤ペプチド群の創製を実施した。抗がん剤の標的タンパク質であるジヒドロ葉酸還元酵素や細胞表層レセプターに特異的に結合するβループペプチドリガンド群の獲得に成功した。2.新たな糖結合ペプチド捕捉剤の設計・合成:化学修飾反応と組み合わせた新規のペプチドファージ提示法の開発に成功し、研究期間を延長し、糖関連タンパク質を特異的認識ターゲットとする糖修飾ペプチドリガンド群の構築に成功した。3.細胞相互作用するペプチド捕捉剤分子群の開発:細胞解析チップが細胞の機能解析やガン細胞検査などにむけて注目されている。ペプチドチップの有用性を格段に向上させるために、細胞と相互作用し、細胞機能を解析できる機能化ペプチド捕捉剤分子群候補200種を平成22年度設計合成した。細胞との相互作用を解析できるペプチドチップとしての有用性を評価するために、これらペプチド群の細胞毒性活性や細胞挿入活性評価システム構築に成功した。これら細胞相互作用ペプチド群の活性の違いを利用した細胞解析ペプチドチップ開発のための高機能ペプチド捕捉剤の開発に成果を得た。これらの種々の高機能ペプチド捕捉分子群の創製は、次世代型バイオチップであるペプチドチップ開発のための重要な基盤研究となった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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