2012 Fiscal Year Annual Research Report
海洋再生可能エネルギー開発のための最適プラットフォームシステムに関する研究
Project/Area Number |
22360365
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 英之 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (00196859)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早稲田 卓爾 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (30376488)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 再生可能エネルギー / 洋上風力発電 / 波力発電 / 海流発電 / 複合利用 / ファーム / 連鎖漂流事故リスク / 応答解析プログラム |
Research Abstract |
わが国周辺海域における海洋再生可能エネルギーに関して、前年度の概略調査に引続き、検討の対象をわが国において有望と考えられる、風、波、海流に絞って資源のポテンシャルマップの詳細化を行った。さらに発電装置の特性を考慮して、発電可能資源量のマップを作成した。 新形式プラットフォームに関しては、動揺・構造解析プログラムの開発を行った。さらに水槽実験用模型を用いて、プラットフォームの規則波中と不規則波中の応答を計測し、周波数応答関数を作成して計算結果との比較を行い、プログラムの検証を行った。新形式プラットフォームに関しては、既存の検討結果を参考にして、プラットフォームに搭載する風力発電、波浪発電、海流発電の発電装置の諸元を設定した。その上で、複合利用の観点から単一浮体に複数の発電装置を搭載する方式(SFME方式)と単一浮体単機能として複数配置する方式(SSFE方式)の提案を行い、動揺・構造解析プログラムを用いて成立性を検討した。 海洋再生可能エネルギーを大規模に開発するためには、多数の発電装置をファームとして運用することが必要になる。ファームに関しては発電施設単体の事故リスクに加えて、ファームに漂流船舶が進入して複数の発電装置に損傷を与える場合や、一基の発電装置が漂流してファーム内で衝突・漂流を繰り返して連鎖漂流に至る場合のリスクなど、システムとしての固有のリスクがある。そこで、連鎖漂流解析プログラムを開発し、過去に実施された実験結果と新たに実施した係留破断実験を用いて、プログラムの検証を行いし、その上で想定したファームについて連鎖漂流事故リスクの評価を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)