2012 Fiscal Year Annual Research Report
電場応答エラストマーによる波浪発電技術の確立と発電装置の開発
Project/Area Number |
22360370
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大澤 弘敬 独立行政法人海洋研究開発機構, その他部局等, その他 (00371732)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 海洋再生エネルギー / 波力発電 / 小規模発電 / 誘電ェラストマー / 人工筋肉 / 数値シミュレーション / 実海域実験 / 水槽実験 |
Research Abstract |
平成22年度までの水槽実験の成果から誘電エラストマー(人工筋肉)波力発電装置の特性は、発電出力が殆ど波浪の周波数に依存せず、どの周波数でも人工筋肉が変形すればそれに応じた発電出力があることが明らかになり、これはこれ従来の波力発電装置と異なり波の静かな海域でも発電が可能であることが明らかになった。 このことは、平成23年度の静岡県下田市須崎漁港の港内静穏海域での実海域実験で確認されている。実海域実験では、発電出力をコンピュータによる定量的な計測のみ成らず現実的にLEDライトを夜間点灯させ現実に漁港岸壁の補助灯またはマリーナ浮き桟橋の補助灯などに必要な小規模発電等の実用に供し得る発電出力があることを確認した。 平成24年度までの研究で小規模発電に供し得る場合、直ぐにでも実用化が可能であることが明らかになった為、マリーナ、漁港等の浮き桟橋の補助灯としての実用化及び商用化を目指してドルフィン係留された浮き桟橋をイメージした実験模型を作成し、誘電エラストマー波浪発電装置を浮き桟橋に取り付け実験を行った。補助灯の電源として必要な出力を発電することは、十分可能であることが明らかとなった。 本発電装置を実用化及び商用化するためには、ェラストマー製造技術を上げることが重であり、とくに所定の発電量を得るためには、ェラストマーの性能を落とすことなく大型する技術及び大量生産技術が重要であると判明した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(1 results)