2010 Fiscal Year Annual Research Report
振動応答から見た荒天航海中の船舶貨物の損傷防止を実現する最適積載システム
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22360372
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| Research Institution | Hiroshima National College of Maritime Technology |
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Principal Investigator |
笹 健児 広島商船高等専門学校, 商船学科, 准教授 (10360330)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 大介 水産工学研究所, 漁業生産工学部・漁船工学グループ, 研究員 (80435453)
塩谷 茂明 神戸大学, 大学院・先端科学研究融合環, 教授 (00105363)
小林 英一 神戸大学, 大学院・海事科学研究科, 教授 (90346289)
若林 伸和 神戸大学, 大学院・海事科学研究科, 教授 (60242351)
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| Keywords | 貨物損傷 / 船体運動 / 荒天航海 / 車両貨物 / 振動応答 / 波浪予報 / 加速度 / ラッシング |
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| Research Abstract |
平成22年度から実施した大型フェリーでの現地観測について、平成23年の3月に現地実験を継続中の本船に乗船し、苫小牧～大洗までの航海にて実験システムの確認とデータ収集を行う予定であったが(3月12日～14日にかけ、苫小牧港～大洗港までを運航しているフェリー(商船三井フェリー(+株+)、さんふらわあしれとこ)に乗船し、実験データに関する観測状況の確認と来年度の実験準備を行う予定としていた。また、3月下旬に商船三井フェリー(+株+)の本社(東京都)を訪問し、今後の実験計画について検討する予定としていた)、3月11日に発生した東日本大震災の影響により、当日のフェリーは運休となり、フェリー運航も港湾施設の損傷によって5月まで休止となった。このため、予定していた実験が不可能となったため、年度繰越を特別に申請し、23年度の前半(5月はじめ)に復旧作業中で使用できていなかった大洗港の代替港として使用中であった東京港に停泊中の本船を訪問し、データの回収、実験システムの改良を実施した。これより、22年度末に実施予定であった作業を完了し、継続している現地観測のシステム改良を実現した。
また、3月11日の地震(海震)および津波時に本船は宮城県沖に位置しており、船内に設置した加速度センサーおよび船体運動測定装置にその影響が明確に計測された。津波による船舶への影響を観測できた非常に貴重なデータであり、これを活用した研究成果とすべく鋭意分析を行っている。
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