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2010 Fiscal Year Annual Research Report

HIV変異ペプチドによる免疫逃避機構の構造基盤

Research Project

Project/Area Number 22370043
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

前仲 勝実  北海道大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (10322752)

Keywordsペア型レセプター / 細胞表面受容体 / 蛋白質 / 蛋白質間相互作用 / 表面プラズモン共鳴 / NMR解析 / X線結晶構造解析 / 免疫制御
Research Abstract

ウイルス感染の主たる防御は細胞傷害性T細胞(CTL)やナチュラルキラー(NK)細胞であり、これらを制御する代表的な受容体は、主要組織適合性抗原(MHC)を認識するヒトNK細胞受容体Killer cell immunoglobulin(Ig)-like receptor(KIR)群やLeukocyte Ig-like receptor(LILR)群である。最近、研究代表者らはMHCに提示されるHIVペプチドの変異がCTLだけでなく、KIR群の認識に影響を与えることを見出し、"2重逃避機構Dual escape model"を提唱した。さらに、米グループからLILR群も同様のペプチドによる影響を受けることが報告された。そこで、本研究ではHIV変異ペプチドを提示したMHCとKIR群あるいはLILR群との複合体の結晶構造解析を行い、その分子基盤を明らかにする。
平成22年度から繰り越した期間については、混合比などを工夫することにより変異HIVペプチドを提示させたLILRB2-HLA-B27複合体について針状微結晶を再現性よく得ることができるようになったことを踏まえ、X線回折データ測定を行い、条件検討した。十分な放射光測定時間を得ることはできなかったものの、蛋白質結晶である事を確認したが、回折データを取るまで院は至らなかった。今後は、LILRB2のコンストラクトの再検討やLILRB2とHLA-B27との一本鎖化等を検討し、回折データの取れる結晶を目指したいと考えている。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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