2012 Fiscal Year Annual Research Report
大腸菌の複製開始複合体の新たな分子解剖と新たな制御因子の作動機構の解明
Project/Area Number |
22370064
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
片山 勉 九州大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (70264059)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植田 正 九州大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (90184928)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 複製開始複合体 / へリカーゼ装着 / 複製開始の制御機構 / 非コードDNA / 核酸タンパク質複合体 |
Research Abstract |
3年計画の最終年度である本年度は、これまでの実績にもとづき、以下のような成果を得た。 (1)複製開始複合体の分子解剖による開始機構解析---昨年度までの開始複合体の部分構造の解明に基づき、DNA二重鎖の開裂に必要な新たな機能構造を解明し、開始複合体の構造変化の動態モデルの構築に至った。この成果は論文3編にまとめ発表するとともに、国際学会を含む学会等で発表した。 (2)DnaBヘリカーゼ装着に関わる主要機構---昨年度までの進展に基づき、DnaA-DnaB相互作用部位の探索を進め、複製開始時のDnaB装着に必要となる新たな機能構造の解明に初めて成功した。これにより、ほとんど不明であったDnaA-DnaB相互作用のキーメカニズムが明らかになった。この成果については、すでに学会発表しており、今後、論文発表を予定している。 (3)RIDAにおけるHda機能制御機構とクランプ-Hda-DnaA複合体における主要相互作用機構---昨年度までの進展に基づき、Hda-クランプ相互作用解析を進め、Hdaに対する新たな制御機構を解明した。この成果については、すでに学会発表しており、今後、論文発表を予定している。さらに、クランプ-Hda-DnaA複合体における、新たな相互作用機構を解明した。この成果については、論文印刷中である。これらにより当研究室が独自に発見し解析してきたRIDAについて、その分子機構と制御機構の理解が一段と深まった。 (4)ADP-DnaAをATP-DnaAに変換する「DARS」の主要機能メカニズム---昨年度までの進展に基づき、DnaA-DARS複合体形成の制御における新規因子の役割を解明した。これにより細胞増殖モードと共役してDARS複合体の活性化を制御するキーメカニズムが解明された。 この成果については、すでに学会発表しており、今後、論文発表を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)
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[Presentation] (未定)2013
Author(s)
片山 勉
Organizer
第86回日本生化学会大会 (シンポジウム)
Place of Presentation
横浜市
Year and Date
20130911-20130913
Invited
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