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2010 Fiscal Year Annual Research Report

昆虫(コオロギ)を用いた脚切断による再生芽形成メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 22370080
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

野地 澄晴  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (40156211)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大内 淑代  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (00253229)
三戸 太郎  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (80322254)
Keywords脚再生 / コオロギ / 再生芽形成 / Enhancer of Zeste / エピジェネティックス / ヒストン修飾因子
Research Abstract

1)再生芽を構成する細胞の系譜の解明(1)GFPトランスジェニックコオロギの作製piggyBacトランスポゼーズを用いて、トランスジェニックコオロギを作製した。特に、脚の移植実験行い、GFP発現細胞の挙動を調べた。その結果、ホストの神経系の細胞がドナーの脚に侵入していることがわかった。脚の上皮、筋肉などに特異的に発現するエンハンサー/プロモーターをゲノムBacライブラリーから単離するために、ゲノムプロジェクトを推進した。今後は、そのシスエレメントを用いてGFPなどを恒常的に発現するコオロギの作製を試みる予定である。2)再生芽を誘導する遺伝子群の同定(1)脚再生過程で発現する遺伝子のESTデータベース作成のため、脚切断前、切断直後の傷修復期、再生芽形成期のcDNAのESTデータを、次世代シークエンサーを用いて集めた。現在、ショウジョウバエのデータなどを参考に再生関連遺伝子のデータベースを作成している。(2)再生芽形成初期の組織における遺伝子発現パターンの解析をおこなっている。現在、再生芽で発現しているエピジェネティックに関係しているヒストンのメチル化酵素などをクローニングし、その機能を再生依存的なRNA干渉法を用いた調べた。その結果、Enhancer of ZesteのRNA干渉法により、脚関節が増加することを発見した。これらのことから、再生芽形成には、エピジェネティックスに関係する遺伝子が関与していることがわかった。現在、エピジェネティックス関連遺伝子の機能についても再生依存的RNA干渉法により調べている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] コオロギの脚再生中のDachsous/Fatシグナル経路によるサイズと成長の制御2010

    • Author(s)
      濱田良真, 板東哲哉, 中村太郎, 三戸太郎
    • Organizer
      日本分子生物学会
    • Place of Presentation
      神戸
    • Year and Date
      2010-12-07

URL: 

Published: 2012-07-19  

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