2012 Fiscal Year Annual Research Report
生態系配慮施設が持つリスクを軽減する維持管理手法の開発
Project/Area Number |
22380133
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Research Institution | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
Principal Investigator |
森 淳 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究所・資源循環工学研究領域, 上席研究員 (10414418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 孝浩 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (20341729)
小出水 規行 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究所・資源循環工学研究領域, 主任研究員 (60301222)
嶺田 拓也 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究所・農村基盤研究領域, 主任研究員 (70360386)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 炭素・窒素安定同位体比 / マイクロサテライトDNA / ドジョウ / 維持管理面積 / GIS / 野外監視計測システム / 生態系の遷移 |
Research Abstract |
環境配慮型水路における魚類の炭素・窒素安定同位体比は,遷移が進んだり多様な土地利用からなる場合,分布域が広くなるなど固有性を示すことが明らかになった。インターバルレコーダーと画像解析ソフトを組み合わせることにより,農業水路における土砂の堆積状況を計量する手法を開発した。これを利用して,別途環境配慮型水路における堆積予測システムの開発する。 平成23年度に継続して,農業水路における魚類の遺伝的多型と注目すべき遺伝的グループについて検討した.いさわ南部の原川,白鳥川,北股川を対象にドジョウのマクロサテライトDNAを解析した結果,3河川間での遺伝的集団構造が明らかになった.原川と北股川の集団は水系レベルで異なり,白鳥川は両河川の混合集団であると推定された.さらに,白鳥川には局所的に存在する当該河川の固有集団も存在することが示唆された. 維持管理労力の軽減を図る整備計画手法を構築するために,圃場整備前後の維持管理面積をGISによって定量化し,区画や法面形状の変化を再現する3次元景観モデルを作成した。その結果,対象地区では整備によって圃場内作業が効率され,かつ維持管理作業面積が減少したことを確認した。また畦畔法面の管理作業の軽労化には,法面面積の増減のみならず区画数や勾配,作業機械などの観点から検討することが重要と考えられた 野外監視計測システムFieldServerを利用し,岩手県奥州市胆沢区小山の原川排水路の植生および流況をモニタリングした。 水路湾曲部および湾曲部上流の水路内にはクサヨシやヨシ,マコモが見られ,8月以降に草勢が旺盛になり9月中旬には両岸を覆うほど群落が拡大した。 9月下順以降,イネ科が枯死しはじめ,群落は衰退し11月には7月以前の被覆程度となった。また,水位の変動については,9月から11月中旬にかけて上昇傾向が続き,11月下旬以降,急激に低下する傾向が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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