2012 Fiscal Year Annual Research Report
減投薬畜産システムの確立に向けた子豚子牛の保健診断法開発
Project/Area Number |
22380146
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
牛田 一成 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (50183017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 隆充 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 研究員 (90562091)
井上 亮 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 講師 (70443926)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 減投薬家畜生産 / 不顕感染 / 健康診断システム / 末梢血白血球比重 |
Research Abstract |
計画通り仔ブタに続いて子ウシについて検討を行った。パーコールによる10段階の不連続密度勾配を形成し、白血球を分離したところ、4から7層に分離され、それぞれは1.056-1.090の全ての比重域に分布した。1.056、1.060、1.071 g/mlの比重に分離される白血球は採材期間中、全ての個体で確認された。一方、1.0 64、1.067、1.074、1.077、1.080、1.084、1.090の比重で分離される白血球の存在は個体や週齢に依存していた。1.067の比重に分離される白血球は21週齢以外の全週齢で見られ、1.074の比重に分類される白血球は18試料中10試料で見られた。1.077-1.090の比重に白血球が分離された試料はわずかであった。検査を行った牛は、Bovine respiratory syncytial virusなど対象とした呼吸器系疾病の病原体すべて陰性であった。わずかに1頭がMycoplasma bovis陽性であった。そこで、血液中の病原体の網羅解析を行うため、血液試料から核酸を抽出し逆転写後、アダプター配列を附加した。PCR増幅後、断片化をおこないエマルジョンPCRを実施し、Roche454GSJuniorでシーケンスを行ったが、病原体の配列はContigとして検出されなかった。このように病原体の検出が限定的だったため、ブタのように罹患状況と比重変化の関係を結論できなかった。また、引き続き実施した仔ブタの白血球比重検査で、比重を二段階(1.072、1.084)に簡便化する方法をとった。3画分をフローサイトメーターで解析し顆粒球の存在比を求めたところ、1.072-1.084の顆粒球比率が高く、PRRSとPCVIIの感染と負の相関が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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