2012 Fiscal Year Annual Research Report
野生マウスの遺伝子プールから発掘したヘテローシスQTLの候補遺伝子解析
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22380149
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
石川 明 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (20211724)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 育種学 / 遺伝学 / マウス / QTL / ヘテローシス |
Research Abstract |
昨年度までに、ヘテローシスQTLが存在すると考えられる染色体領域約44Mb内に存在する153個の遺伝子のエクソン領域を次世代シークエンサーRoche GS FLXを用いてシークエンス解析を行った。また、C57BL/6J近交系に導入したコンジェニック系統と2種類のサブコンジェニック系統を交配し、150~310個体のF2世代を生産した。本年度は、以下のことを実施した。 (1)新たなサブコンジェニック系統の樹立:昨年度に得られたF2個体群の中で有用な組換え個体を発見した。この個体は、着目したヘテローシスQTLの存在領域をさらに狭めることができるものと考えられたので、この組換え個体を用いて新たなサブコンジェニック系統を樹立した。 (2)サブコンジェニック系統とC57BL/6J系統間F2交雑群の作製および表現型の特徴解析:上記(1)で樹立したサブコンジェニック系統をC57BL/6Jと交配してF1とF2世代を生産し、得られたF2個体の耳介からゲノムDNAを抽出し、マイクロサテライトマーカーの遺伝子型をPCR法とアガロースゲル電気泳動法により決定した。また、F2個体の体重、体長と臓器重量を計測し、データを蓄積した。 (3)候補遺伝子の探索と発現解析:一昨年得られたシークエンス解析結果とバイオインフォマティクスによる検索結果に基づき、着目した染色体領域内においてヘテローシスQTLの候補遺伝子を探索した。得られた一部の候補遺伝子について、リアルタイムPCR解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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