2012 Fiscal Year Annual Research Report
飲水・摂食行動とTRPチャネルの新たな機能連関:ポストゲノムアプローチによる解明
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22390044
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
上田 陽一 産業医科大学, 医学部, 教授 (10232745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 広明 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (10369051)
石倉 透 産業医科大学, 医学部, 助教 (70580281)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 飲水行動 / 摂食行動 / TRPチャネル / ペプチド / 遺伝子改変動物 |
Research Abstract |
本年度は、TRPV1およびTRPV4ノックアウトマウスを用いて、脱水、容量減少による飲水行動、摂食行動について解析し、TRPV1もしくはTRPV4の役割を解明することを目的とした。具体的には、野生型マウス、TRPV1ならびにTRPV4ノックアウトマウスに対して、24時間の絶水、1M NaCl (20ml/kg)腹腔内注射(i.p.)、2%NaClの5日間飲水投与およびポリエチレングリコール(PEG: MW 4000, 20ml/kg) i.p.負荷後3時間におけるそれぞれのマウスの飲水量および摂食量を、マウス用代謝ケージを用いて経時的に計測した。 その結果、(1)24時間の絶水後のTRPV1およびTRPV4ノックアウトマウスにおける飲水量は、水再投与15分後から3時間後まで野生型マウスより有意に減少していた。また、TRPV4ノックアウトマウスにおける摂食量は水再投与1時間後から3時間後まで有意に減少し、TRPV1ノックアウトマウスにおける摂食量は水再投与3時間後で有意に減少していた。(2)1M NaCl i.p.、2% NaCl飲水投与およびPEG i.p.では、野生型マウス、TRPV1ならびにTRPV4ノックアウトマウス間に有意な飲水量および摂食量の変化を認めなかった。 以上の結果から、絶水による浸透圧負荷に対する飲水行動にTRPV1およびTRPV4が関与していることが明らかとなった。また、水再投与後の摂食行動も1時間から3時間経ってTRPV1およびTRPV4ノックアウトマウスにおいて有意に低下していたことから、TRPV1およびTRPV4が関与している可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Induction of arginine vasopressin-enhanced green fluorescent protein expression in the locus coeruleus following kainic acid-induced seizures in rats.2012
Author(s)
Ohno, M. Fujihara, H. Iwanaga, M. Todoroki, M. Katoh, A. Ohbuchi, T. Ishikura, T. Hamamura, A. Hachisuka, K. & Ueta, Y.
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Journal Title
Stress
Volume: 15(4)
Pages: 435-442
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Expression of the c-fos-monomeric red fluorescent protein 1 fusion gene in the spinal cord and the hypothalamic paraventricular nucleus in transgenic rats after nociceptive stimulation.2012
Author(s)
Ishikura, T. Suzuki, H. Yoshimura, M. Ohkubo, J. Katoh, A. Ohbuchi, T. Ohno, M. Fujihara, H. Kawasaki, M. Ohnishi,H. Nakamura, T. & Ueta, Y.
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Journal Title
Brain Research
Volume: 1479
Pages: 52-61
DOI
Peer Reviewed
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