2010 Fiscal Year Annual Research Report
生細胞イメージングによるHIV複製コンポーネントの輸送とアセンブリの分子機構解析
Project/Area Number |
22390091
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
森川 裕子 北里大学, 大学院・感染制御科学府, 教授 (20191017)
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Keywords | 分子イメージング / 細胞内輸送 / アセンブリー / 宿主因子 / リアルタイム |
Research Abstract |
◆生細胞におけるHIV Gag/GagPol蛋白の分子イメージング 生細胞におけるGag-StrawberryとGagPol-GFPの分子動態を観察し、以下の結果を得た。 1.Gag-Strawberry単独発現では、3つの異なる細胞内動態(confined(ほとんど動かないもの);diffusive(ある範囲内で往来するもの);linear(長距離移動するもの))が観察され、それの割合は30%,45%,25%であった。形質膜への集積が観察された。 2.linearは微小管に沿った輸送であった。 3.GagPol-GFP単独発現では、ほとんどがconfinedであり、形質膜への集積も極めて少なかった。 4.GagPol-GFPとGag-Strawberryを共発現させるとconfinedが減少し、diffusiveとlinearが増加した。それらではGagとGagPolが共局在した。細胞内輸送とGagPolとの相互作用を制御する領域を明らかにする目的で、Gagのtruncationおよびdomain deletion変異体を作製した。 ◆HIV成熟機構の解析 GagPol蛋白のPol領域内に存在するプロテアーゼは、GagPol(前駆体)蛋白の二量体化により触媒活性をもつ二量体の成熟プロテアーゼとなる(HIVの成熟)。この細胞質内部位を特定する目的で、Gag/GagPol-GFPとGag/GagPol-Strawberryを用いたFRET法と成熟蛋白の特異的検出を行い、以下の結果を得た。 1.GagPol二量体化は形質膜のGag/GagPol集積部位で観察された。 2.成熟蛋白もその形質膜集積部位に局在した。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] Huwel, a novel cellular interactor of Gag-Pol through integrase binding, negatively influences HIV-1 infectivity.
Author(s)
Yamamoto SP, Okawa K, Nakano T, Sano K, Ogawa K, Masuda T, Morikawa Y, Koyanagi Y, Suzuki Y.
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Journal Title
Mcirobes Infect.
Volume: (in press)
Peer Reviewed
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