2012 Fiscal Year Annual Research Report
生細胞イメージングによるHIV複製コンポーネントの輸送とアセンブリの分子機構解析
Project/Area Number |
22390091
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
森川 裕子 北里大学, 大学院感染制御科学府, 教授 (20191017)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 分子イメージング / 細胞内輸送 / アセンブリー / 宿主因子 / リアルタイム |
Research Abstract |
HIV粒子形成の解析は、カプシド蛋白であるGag蛋白を追跡することで調べられてきた。本研究課題では、感染性の粒子形成を理解するため、感染性の本体である複製コンポーネント(ゲノムRNAと転写・複製酵素Pol蛋白)の細胞内輸送を生細胞分子イメージングでリアルタイムに解析した。 ◆Gag/GagPol蛋白の輸送経路の特定 GagPol蛋白をEGFP、Gag蛋白をStrawberryで標識し解析したところ、GagPol蛋白はGag蛋白と複合体を形成すること、3つの異なる動態を遷移すること(confined(ほとんど動かないもの)→ diffusive(ある範囲内で往来するもの)→linear(長距離移動するもの。微小管系輸送と解明済み))が判明した。ノコダゾールで微小管を脱重合させたところ、linearが消失しdiffusiveが増加した。linearは輸送小胞の微小管系輸送と考えられた。diffusiveとlinearは、Rab7, 9, 10. 11やSNARE蛋白質と部分的に共局在しながら、動的に動いた。 ◆HIVゲノムRNAのパッケージング パッケージング配列φ部位をもつゲノムRNAはGag/GagPol蛋白と複合体を形成したが、φ部位を欠損させたRNAの場合には複合体を形成しなかった。φ部位欠損の場合のGag/GagPol蛋白複合体ではlinearが顕著に減少し、微小管系輸送が抑制されることが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] HIV-1 infection ex vivoaccelerates measles virus infection by upregulating signaling lymphocytic activation molecule (SLAM) in CD4+T cells2012
Author(s)
Mitsuki Y, Terahara K, Shibusawa K, Yamamoto T, Tsuchiya T, Ishige M, Kobayashi K, Morikawa Y, Nakayama T, Takeda M, Yanagi Y, Tsunetsugu-Yokota Y
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Journal Title
J Virol
Volume: 86
Pages: 7227-7234
DOI
Peer Reviewed
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