2012 Fiscal Year Annual Research Report
シミュレーション教育の体系化と共同利用による効率的な臨床医学教育改善に関する研究
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22390102
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
奈良 信雄 東京医科歯科大学, 医歯学教育システム研究センター, 教授 (00142258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 利哉 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90216416)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | シミュレーション医学教育 / 臨床技能教育 / 共同利用 |
Research Abstract |
当スキルスラボに設置している設備・機器に加え、平成22年度に購入した高機能シミュレータSimMan 3Gを活用し、医学生・研修医・コメディカル等に効率的かつ効果的に臨床技能が修得できるシミュレーション教育システムを構築した。そして、体系化したシミュレーション教育システムを用い、臨床実習、講習会、セミナー、自己学習等の機会を設けてシミュレーション教育を実施し、診察技法の向上、基本的医療処置や救命救急処置のトレーニング、臨床症例での体験などにおいて成果を得た。シミュレーション教育を受けた参加者へのアンケート調査では、確実に臨床技能を修得することができたと、極めて満足度は高く、シミュレーション教育システムの有用性が確認できた。 また、シミュレーション教育を普及させるためにDVDを作成し、シミュレーション教育担当者並びに利用者の便宜を図った。共同利用を推進させるために、国内他大学、海外施設からの見学並びに利用を積極的に進めた。公開シンポジウムや研究会も開催し、シミュレーション教育のあり方を紹介し、各施設でのシミュレーション教育の充実に貢献した。さらに、医学部を卒業後、一時医療現場を離れた女性医師の復職を支援するべく、シミュレーション教育で臨床技能の再教育を行った。 シミュレーション教育の一層の向上を期するため、アメリカ合衆国のスタンフォード大学、カルフォルニア大学サンフランシスコ校、トーマスジェファーソン大学、ドイツのミュンヘン工科大学医学部、韓国の高麗大学、キリスト教大学を訪問し、シミュレーション教育施設の視察とシミュレーション教育の向上を目指した意見交換を行った。 以上のような研究活動により、医学教育にシミュレーション教育が極めて有用であることが実証された。さらに全国医学部にシミュレーション教育の普及を行い、全国レベルでの医学教育の向上に貢献した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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