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2011 Fiscal Year Annual Research Report

在宅認知症高齢者のための学際的チームの連携強化を支援する評価システムの開発と検証

Research Project

Project/Area Number 22390107
Research InstitutionSt. Luke's College of Nursing

Principal Investigator

梶井 文子  聖路加看護大学, 看護学部, 准教授 (40349171)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉本 知子  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (00314922)
新野 直明  桜美林大学, 自然科学系, 教授 (40201686)
神山 裕美  山梨県立大学, 人間福祉学部, 准教授 (80339473)
Keywords医療・福祉 / 認知症 / 学際的チーム / 連携 / 評価 / システム
Research Abstract

I.目的1)①学際的専門職チームによる在宅認知症高齢者と家族介護者のための質の評価webシステムにおいて、各評価項目の精選、各職種間の評価内容比較を容易にするためのシステム改修を行い、②新システムの運用試験により新システムを構築する。
2)学際的専門職が在宅認知症高齢者や介護家族を支援するために必要をするインフォーマルサービスへの連携ニーズ内容を明らかにし、家族介護者の民生委員、地域ボランティア等らの在宅認知症高齢者を支えるインフォーマルネットワーク構築に必要なニーズ等を明らかにする。
II.方法1)①新システムの各評価項目と各職種間の評価内容比較を容易にするために表示方法や動作環境を最終確認した。②3名以上の複数人数によるSkype会議の実際の運用可能性を試行した。2)聖路加看護大学看護実践開発研究センターにおけるナースクリニックである「認知症の人を介護するご家族のためのリフレッシュ・プログラム」の参加者に、介護保険以外の在宅インフォーマルサービスやその活用の要望についてインタビューを行った。
III.結果1)質評価webシステムのシステムを見直し、使いやすくなり、入力上のストレスが軽減できるシステムが構築できた。当初はスカイプを活用した複数者間のサービス担当者会議を実施予定だったが、複数回実施したが、頻回な接続の不安定さが見られ、安定した会議が実施困難であることが明らかとなった。そのためスカイプ会議導入は中止となった。2)家族介護者のインフォーマルサポートに対するニーズは、本学の当プログラムのように、日ごろの介護から心身が解放でき、不明な点や疑問等を質問したり、解決につながるアドバイスをもらえるような自由な場が必要であることが明らかになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

質の評価webシステムの修正とskype会議の試行実施と評価に時間をかけてしまったことから、経過に遅れがみられる。

Strategy for Future Research Activity

今後の予定として、1.目的1)本システムを使用する群(介入群)としない群(通常ケア群)において、多職種連携実践状況と在宅認知症高齢者・家族介護者の心身の状態の変化を明らかにする。2)在宅認知症高齢者や家族介護者を支援するために家族介護者が必要とするインフォーマルサービスとしてのニーズ内容や課題を明らかにする。
2.方法
1)本研究のデザイン:本システムを用いてケアサービスを行う介入群と、従来通りのケアサービスを行う通常ケア群の2群を設定した前後比較研究である。介入群の介入時期に合わせて、調査時期を、介入前・後の2時点に設定した。研究対象者
を、本システムを期間Iに利用する群(介入群50チーム)と介入をせずに通常のケアサービスを実施する群(通常ケア群チーム)にチームを割付をし、両群を比較する。調査協力機関は、大学近隣地域内・外の居宅介護支援事業所に募集する。2)聖路加看護大学看護実践開発研究センター、ナースクリニックとして予定している「認知症の人を介護するご家族のためのリフレッシュ・プログラム」に参加を希望し、研究に参加することに任意で同意を得た者を研究対象者とする。グログラムは、平成25度に募集する。事業内容は、ミニレクチャー(30~45分程度)の後、日頃の介護ケアに生かせるように、介護者間での情報交換を行う。介護に関する思いの表出や、リラックスできる時間の提供のための、ペンダントトップ等のガラスのアクセサリ製作を通じて自己表現をすることや、アロマセラピーを行う。開催日時は、年間8回予定している。参加している家族介護者の心身の変化やニーズをプログラム内容から把握からプログラム評価を行う。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 多職種間連携に必要な在宅認知症高齢者と家族に関するアセスメント・評価項目の検討2011

    • Author(s)
      梶井文子, 亀井智子, 山本由子, 新野直明, 神山裕美, 杉本知子
    • Organizer
      第12回日本認知症ケア学会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      20110924-25
  • [Presentation] 在宅認知症高齢者と家族をケアする多職種間での評価の相違を検討しあう意味2011

    • Author(s)
      梶井文子、亀井智子、山本由子、新野直明、神山裕美、杉本知子
    • Organizer
      日本老年看護学会第16回学術集会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      20110615-20110617

URL: 

Published: 2014-07-24  

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