2012 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子破壊メダカとニワトリBリンパ球細胞を使用した化学物質の複合影響評価
Project/Area Number |
22390126
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
河野 公一 大阪医科大学, 医学部, 教授 (30111016)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 宏泰 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (60340551)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | バイオアッセイ / DNA障害 / 変異原性 / スクリーニング / 化学物質 / 環境化学物質 |
Research Abstract |
ニワトリBリンパ球(DT40)によるバイオアッセイに加え、DNA障害スクリーニングの精度を向上させるためにGammaH2axの免疫染色を用いたFociの自動カウントシステムを立ち上げDNA障害をきたす化学物質のスクリーニング精度を向上させた。 DT40を用いたスクリーニングにおいて、カーボンナノチューブ(CNT)のような固体の毒性評価は細胞内へCNTを取りこむ機構をDT40は持たないために毒性評価ができないという欠点があった、そこでDT40にmacrophage receptor with collagenous structure (MARCO)を発現させ、それによりDT40にCNTを取り込ませ毒性評価を行えることを確認した。CNTは酸化ストレス障害をきたし、多くの遺伝子修復蛋白欠損DT40細胞に感受性を示すことを見出した。この手法は他の不溶性物質にももちいることができるため、画期的な方法である。 モノクロロ酢酸は解糖系酵素GAPDH阻害剤であるが水道水において規制の対象となっているがそのDNA障害については明らかでなかった。DT40を用いてスクリーニングを行ったところDNA障害をきたし、UBC13欠損株において感受性を示すことを明らかにした。また、GAPDHはアポトーシスに重要な機能を果たすことからMCAによるカスパーゼ活性の変化を見たがカスパーゼ3/7の活性低下を認め、アポトーシスを阻害することを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)