2011 Fiscal Year Annual Research Report
日本版診断群分類(DPC)データベースを活用した臨床疫学研究
Project/Area Number |
22390131
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
康永 秀生 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (90361485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀口 裕正 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50401104)
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Keywords | 日本版診断群分類 / 臨床疫学研究 |
Research Abstract |
本研究は、日本版診断群分類(Diagnosis Procedure Combination,DPC)対象医療機関が作成する患者背景・診療プロセス等の電子データを匿名化した上で全国的・継続的に収集し、統合的データベースで一元的に管理し、臨床各領域の専門家と共同研究のフレームワークを構築して、大規模な疾病疫学統計、各種疾患・治療の臨床疫学研究および臨床経済研究、医療の質の評価、医療政策評価を多面的に実施することを目的とする。上記によって、これまで欧米各国の後塵を拝してきた日本の臨床疫学研究を活性化し、その成果を実地の医療現場に有機的に還元することにより、医療の標準化と均てん化、医療の質と安全性・効率性の向上をより高い次元で実現することを目指すものである。 平成23年度は,DPCデータベースの基盤構築と整備を進めた.具体的には、DPCデータフォーマットに沿ったデータハンドリングの方法論を確立し、テストデータを用いてデータの授受,データベースへのデータ格納,データ管理といった一連のデータベース・マネジメントの手法を向上させた.また,データのクリーニング,コード化などの前処置を施すプログラムも構築した. さらに23年度は各医療機関からDPCデータを収集し、それらを用いたいくつかの具体的な臨床疫学研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した研究の目的の通り、DPCデータベースの基盤構築と整備を順調に進めた。さらにDPCデータベースを用いたいくつかの臨床疫学研究をすすめ論文にまとめた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後さらに、収集したDPCデータを活用して臨床疫学研究を推進する。それにあたり、臨床各領域の専門家と共著で論文執筆を進めていく。
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Research Products
(3 results)