2012 Fiscal Year Annual Research Report
骨髄由来肝臓修復細胞を用いた次世代型細胞遺伝子治療法の開発のための基盤研究
Project/Area Number |
22390150
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
寺井 崇二 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00332809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 剛 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20569305)
高見 太郎 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60511251)
坂井田 功 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80263763)
内田 耕一 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (80397992)
山本 直樹 山口大学, 大学教育機構, 講師 (90448283)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 再生医療 / 骨髄細胞 / Maid KO / TNFR1 KO / 肝臓修復 / FGF / HTVi法 |
Research Abstract |
<Maid KOマウスによる骨髄細胞投与の解析> Maid KO マウスにCCl4を4週間投与し、GFP陽性骨髄細胞を静脈投与し、肝臓組織をGFP抗体による免疫染色で評価したところ、肝臓内にGFP陽性骨髄細胞の定着を認め、Azan,Sirius Red 染色で肝線維化の改善を確認した。Maid KOマウスから採取した骨髄細胞をWild miceのCCl4による肝線維化モデルに投与し、Azan,Sirius Red 染色で肝線維化の評価をしたところ、改善効果を認めなかった。我々のGFP/CCl4モデルにおいて、免疫染色と蛍光二重染色でGFP陽性骨髄細胞はMaidの発現を強く認め、免疫電顕においてもMaid陽性細胞はGFP陽性骨髄細胞と同じ類円形の大型細胞であることより、移植骨髄細胞が肝臓領域に遊走し肝線維化抑制効果を示すためにMaidの発現は重要であることが確認できた。今後さらに詳細な解析を行なっていく。 <Hydrodynamic Tail Vein injection(HTVi法)を用いた遺伝子導入による解析> HTVi法を用いるためにMaidを強制発現させるベクターを作成した。今後従来のGFP/CCl4モデルに投与することでの肝機能・肝線維化抑制効果を検討していく。 <マウス骨髄由来培養細胞の投与> マウス骨髄細胞をシャーレにて培養した場合、マクロファージ系細胞の増加を確認し、これらの細胞を投与により肝硬変症の改善効果を確認した。マウス系においては骨髄細胞を培養することで、よりマクロファージ系細胞が効率よく増加し肝線維化の改善効果があることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(25 results)