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2010 Fiscal Year Annual Research Report

個体老化・代謝に関連する新規分子の解析と高齢化社会での医療への応用

Research Project

Project/Area Number 22390186
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

中神 啓徳  大阪大学, 連合小児発達学研究科, 寄附講座教授 (20325369)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 樂木 宏美  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20252679)
勝谷 友宏  大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授 (30311757)
Keywords糖代謝 / インスリン抵抗性 / 寿命
Research Abstract

メタボリック症候群の原因分子として、パーキンソン病の原因遺伝子として知られるアルファシヌクレイン(SCNA)に着目して、分子解明を行った。
a)中枢性代謝制御の視点からの解析
SNCA欠損マウスを用いて個体代謝の解析を行ったところ、野生型と比較してエネルギー消費量は有意な差は認められなかったが、呼吸商においてSNCA欠損マウスは低下していた。SNCA欠損マウスでは高脂肪食負荷の後、耐糖能試験で高血糖および高インスリン血症を認め、インスリンに対する血糖の低下反応も減弱していた。一方、脳特異的なSNCA過剰発現マウスでは耐糖能試験では野生型と比較して有意な差は認められなかった。
b)末梢性代謝制御の視点からの解析
エネルギー代謝に関連するミトコンドリア脱共役タンパク質(UCP)・アセチルCoA関連分子・脂肪酸β酸化関連酵素(Cpt)などの筋・脂肪・肝での発現量およびアディポサイトカイン(レプチン・アディポネクチン)は野生型とSNCA欠損マウスで差を認めなかった。しかし、SNCA欠損マウスにSNCAリコンビナント蛋白を投与することにより、脂肪細胞への糖の取り込みが上昇し、エネルギー消費量の差はないか呼吸商の改善が認められた。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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