2012 Fiscal Year Annual Research Report
抗アポトーシス分子アナモルシンの機能解析と造血における役割
Project/Area Number |
22390194
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
金倉 譲 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20177489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴山 浩彦 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60346202)
織谷 健司 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70324762)
水木 満佐央 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (80283761)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | アナモルシン / 鉄・硫黄クラスター / Picot / 遺伝子改変マウス |
Research Abstract |
本研究は、申請者らが単離したアナモルシン(AM)の抗アポトーシス作用や細胞増殖促進作用の分子機序ならびに正常造血における詳細な役割や造血障害の発症機構との関連を明らかにすることを目的とする。 申請者らは、Yeast-two-hybrid法を用いてAMと結合する分子として、PICOTをクローニングした。AMのyeast homologであるDre2とPICOTのyeast homologのGrx3/4が鉄・硫黄クラスター蛋白であることが相次いで報告され、AMもPICOTと結合し、鉄・硫黄クラスター蛋白として機能していると考えられた。 本年度は、昨年度に引き続き、AM KOマウスの胎児肝から作成した胎児肝細胞および造血細胞を用いて、AMの鉄・硫黄クラスター蛋白としての機能を検討した。培養液に鉄を添加した際に、AM欠損細胞においては、細胞内の自由鉄が蓄積することが明らかとなった。また、そのことが、ROSの蓄積および、アポトーシスの増加につながることが明らかとなった。さらに、AM KOマウスの胎児肝から得た造血細胞においても、特に幼弱な赤芽球にROSが蓄積していることが明らかとなった。以上のことから、AMは細胞内の鉄代謝を調節する作用を有している可能性が示唆された。 また、AMの機能をさらに詳細に解析するために、AMコンディショナルKOマウスを作成することとし、まずは、Cre-loxPシステムを用いるためにAM遺伝子座へのTargetベクターを作成し、さらにES細胞株へのTargetをおこない、目標の遺伝子座にTargetできていることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)