2012 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト免疫不全ウイルス複製能のヒト集団内における経年変化の解析
Project/Area Number |
22390203
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
三浦 聡之 長崎大学, 熱帯医学研究所, 客員教授 (00296576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立川 愛 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10396880)
有吉 紅也 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (30311400)
細谷 紀彰 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30568928)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 国際情報交換 / HIV / 進化 / 複製能力 / 東南アジア |
Research Abstract |
ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency virus type I: HIV)は、宿主の免疫応答などの選択圧の影響で変異を獲得する。感染個体内で生じた変異はヒトからヒトへ伝播し、集団内に蓄積していくが、多くの変異はウイルス複製能にも影響を及ぼす。本研究では、HIV複製能のヒト集団内での経年変化を、試験管内で明らかにし、複製能の経年変化の原動力が、HLA拘束性CTL応答からの逃避変異であるか検討する。その結果からHIVの将来の複製能を予測し、本ウイルスが、将来の地球規模の公衆衛生に与える影響を考察する。 平成24年度は、日本のサンプルを用いた解析データを論文投稿し受理された。また、同サンプルを用いて、免疫逃避変異の集団内での経年的蓄積を解析し、発表準備をすすめた。タイ国のサンプルに関しては、現地で流行するウイルス株への実験系の最適化が完了し、現地サンプルを用いての実験を開始し、データを収集しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)