2012 Fiscal Year Annual Research Report
shRNA導入によるL1,TAG-1蛋白発現制御に基づく胎児性水頭症発症機序解明
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22390214
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
伊東 恭子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80243301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢追 毅 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40311914)
伏木 信次 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80150572)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 先天異常学 / 胎児性水頭症 / L1CAM / TAG-1 |
Research Abstract |
1. マウス胎仔脳へのMGFP-L1-shRNA導入と神経細胞移動解析 1.1. タイムラプスによる経時的神経細胞移動解析 胎生13.5日のマウス胎仔終脳・脳室層に、in utero electroporationを用いてMGFP-L1-shRNA導入1日後(胎生14.5日)に、組織切片を作製、組織培養を行い、倒立型共焦点レーザ顕微鏡下のタイムラプスで、L1ノックダウン(L1-KD)細胞の遊走速度、リーディングプロセスの形態を24時間~72時間、30分間隔で観察した。L1-KD細胞では、コントロールプラスミド導入細胞(スクランブル配列sh-RNA)に比較して、中間層での神経細胞移動速度が有意に低下していた。さらに、リーディングプロセスの形態変化を詳細に解析するために、MGFP-L1-shRNA導入2日後(胎生15.5日)からタイムラプスを10分間隔で24時間取得し解析した。その結果、L1-KD細胞はサブプレートから皮質板への細胞侵入が遅延することが明らかになった。また、L1-KD細胞において、皮質板でのterminal translocationに異常がみられた。即ち、皮質板でのterminal translocationにおいて、L1-KD細胞ではリーディングプロセスのたわみ(Curvature index)が明らかに強く、プロセスの短縮による細胞体の皮質板表層への移動が障害されていることが統計学的に証明された(論文投稿中)。 1.2. 神経細胞移動異常の分子メカニズム解明 L1-KD細胞における神経細胞移動異常の分子メカニズムを解析し、L1camが大脳皮質形成過程において果たす役割を解明する。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)