2012 Fiscal Year Annual Research Report
メニエール病診療に革新的進歩をもたらす先端磁気共鳴画像診断法の開発と確立
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22390233
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
長縄 慎二 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50242863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 務 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30180277)
二橋 尚志 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00426496)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | メニエール病 / 磁気共鳴画像 |
Research Abstract |
4チャンネル新型受信コイルは、商用最新の32chコイルよりも内耳領域で1.5から2倍の信号雑音比を確保できた。しかし、セットアップに熟練を要し、さらなる改善が必要と考えられた。造影剤投与のタイミングについては、4時間以降が最適と思われ、4.5時間でも劣化はなかった。6.5時間経過すると造影剤濃度が低下し始める。ただし3.5時間でも水腫診断の能力には遜色はない。画像撮像法では、反転時間の調整により、造影剤の分布した外リンパの信号を低下させた内リンパ陽性像PEI (positive endolymph image)の開発に成功した。画像処理法では、外リンパ陽性像 PPI(positive endolymph image)との差分により、一枚の画像で内リンパ、外リンパ、骨、空気を分離できるHYDROPS像を開発した。これは世界初の快挙である。さらにT2強調をPPIから差分するHYDROPS2像の開発にも成功した。これらはそれぞれ論文化している。つづいて、HYDROPS像の信号雑音比を向上されるためこの画像にT2強調像を掛け合わせることを発想し(HYDROPS-Mi2像)、その評価をおこなった。200倍という信号雑音比を達成した。この成功により、3次元再構成像の作成も可能となり、ついに内リンパの割合を半定量化することに成功した。臨床例のデータ取得を多数重ねた。 これらそれぞれについて英文論文を掲載した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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