2012 Fiscal Year Annual Research Report
センチネルリンパ節ナビゲーション高精度放射線治療のための融合画像診断技術の開発
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22390240
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Research Institution | 独立行政法人国立がん研究センター |
Principal Investigator |
藤井 博史 独立行政法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, 分野長 (80218982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳植 公一 東京医科大学, 医学部, 教授 (00334061)
河野 良介 独立行政法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, 研究員 (20392227)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | センチネルリンパ節 / SPECT / 高精度放射線治療 |
Research Abstract |
センチネルリンパ節内の小転移病巣を評価する方法として、前年度まで検討を進めた網内系親和性分子プローブでは、炎症性変化などでも偽陽性所見を呈することが明らかになったため、転移病巣の存在によりセンチネルリンパ節内に生じる免疫学的な変化について検討を進めた。B16メラノーマ細胞をC57BL/6Jマウスの足蹠に注入して作成したリンパ節転移モデルを用いた検討で、転移を生じたリンパ節ではT細胞よりもB細胞の方が大きく増加することが示された。これまでB細胞についての検討は不十分であったため、今後、B細胞のサブクローン解析などにより、予後の増悪につながるリンパ節転移の診断につながる検査法の開発を目指すこととした。 腫瘍内性状の不均一性を加味した重み付け高精度放射線治療技術については、陽子線治療におけるペンシルビームを用いたスポットスキャニング照射法について、ファントム実験での線量分布の精度の確認を行い、手法の改良による精度の改善を確認した。 腫瘍内性状の評価については、低酸素イメージングプローブを中心に検討を進めた。99mTc標識低酸素プローブに関しては、前年までに開発したプローブを改良し、in vivoイメージングが可能な体内動態を示すことができた。PETプローブに関しては、これまで検討が進められてきた18F FMISOよりも健常組織からの洗い出しが良好なピモニダゾール類似の構造を持った新規プローブの合成に成功し、腫瘍/バックグランドの良好な画像が得られるようになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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