2012 Fiscal Year Annual Research Report
電界非接触撹拌技術を応用して血中浮遊癌細胞を捕獲する技術の開発
Project/Area Number |
22390264
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
小川 純一 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20112774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南谷 佳弘 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30239321)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 血中浮遊がん細胞 / 抗原抗体反応 / 電界 / 磁性ビーズ |
Research Abstract |
癌患者では,血液中に浮遊癌細胞(血中浮遊癌細胞)が存在することが知られている.血中浮遊癌細胞は現在までRT-PCR,Flowcytometry,密度勾配遠心,抗体固定化マグネットビーズを用いた方法で検討されてきた.しかし得られる血中浮遊癌細胞の純度が低く,得られた血中浮遊癌細胞を癌の診断や治療方針決定に応用するには限界があった.今回申請した研究は,血液から簡便に純度の高い血中浮遊癌細胞を捕獲する技術を開発することを目的としている.その方法として,研究協力者赤上が開発した電界非接触撹拌技術(低周波電界を印加して液体を撹拌する技術:以下電界技術)を応用することとした.本法により簡便に高純度の血中浮遊癌細胞を捕獲することが可能になれば,採血で癌の診断から治療方針決定,治療効果判定が行えるようになると期待される.培養肺癌細胞を蛍光標識して血液に添加し,抗EpCAM抗体固定化ビーズとともに様々な条件で電界を印加した.結果があまり芳しくなかったため,検討した結果,電界の撹拌が均一でないことが原因であることがわかった.これを均一化するためには電界印可の際に液滴が漏れないようにすることが重要であることがわかり,PTFEで内径20mmの撥水リングテープを試作した.これにより今まで均一でなかった電界による撹拌挙動が均一化することが分かった.本年度で研究期間は終了するが,研究を継続してPTFE作成した撥水リングテープを用いて抗EpCAM抗体固定化ビーズにより癌細胞を補足する方法を確立したい.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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