2012 Fiscal Year Annual Research Report
解糖系亢進に関わる肺癌特異的スプライシング異常の臨床的意義と診断・治療への展開
Project/Area Number |
22390272
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
佐藤 雅美 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30250830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島 礼 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), その他部局等, 部長 (10196462)
田沼 延公 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (40333645)
中村 好宏 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60381159)
永田 俊行 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任助教 (70611763)
酒瀬川 浩一 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (80601393)
青木 雅也 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任助教 (50624996)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 非小細胞肺がん / 解糖系 / ワールブルグ効果 / FDG-PET / スプライシング |
Research Abstract |
腫瘍細胞における異常な糖代謝(ワールブルグ効果)と関連する、肺がん特異的な解糖系酵素遺伝子スプライシング異常の意義と分子機構を明らかにすることを目的として、臨床検体の解析や、独自のシステム開発に取り組んだ。ジーンターゲティングによるノックイン技術を用い、肺がんにおけるワールブルグ効果解消のin vivoモデル(ノックインマウス)構築に取り組んだ。本年度は、特に後者の課題について進捗がみられた。 臨床サンプルの解析では、スプライシング異常への関与が疑われるスプライシング制御因子の、がんにおける発現上昇を見出した。 解糖系酵素ピルビン酸キナーゼM(PKM)について、二つのスプライシングアイソフォーム(PKM1・PKM2)の切り替えを不可能としたマウスを作製・樹立した。前年度において樹立した、ヘテロPKM1ノックインマウス同士の交配から、ホモPKM1ノックインマウスを作製し、その性状を解析した。遺伝子改変(ノックイン)が期待通りに機能していることが確認できた。また、ホモPKM1ノックインマウスがほぼ正常に出生・生育することが判明し、肺がんモデルマウスとの交配による、肺発がん実験が可能であると判明した。交配予定の肺がんモデルマウスと、PKM1ノックインマウスとの遺伝的背景を合わせるため、マイクロサテライトマーカー解析を併用する“スピードコンジェニック法”による戻し交配をすすめた。4世代の交配により、コンジェニック化が相当にすすんだ個体を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)
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[Journal Article] EGFR mutations and human papillomavirus in lung cancer2012
Author(s)
Kato T, Koriyama C, Khan N, Samukawa T, Yanagi M,Hamada T, Yokomakura N, Otsuka T, Inoue H, Sato M, Natsugoe S, Akiba S
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Journal Title
Lung Cancer
Volume: 78
Pages: 144-147
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Novel function of MKP-5/DUSP10, a phosphatase for stress-activated Kinases,on ERK dependent gene expression,and up-requlation of its gene expression in colon carcinomas Oncoogy2012
Author(s)
Nomura M, Shiiba K, Katagiri C,Kasugai I,Masuda K,Sato I,Sato M,Kakugawa Y,Otsuka T,Katakura R,Yamashita Y,Sato M,Tanuma N,Shima H
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Journal Title
Oncol Rep
Volume: 28
Pages: 931-936
DOI
Peer Reviewed
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