2012 Fiscal Year Annual Research Report
悪性脳腫瘍に対する薬剤耐性遺伝子を用いた遺伝子・タンパク治療の研究
Project/Area Number |
22390277
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
田宮 隆 香川大学, 医学部, 教授 (50252953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 啓介 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (00398033)
河井 信行 香川大学, 医学部, 准教授 (40294756)
岡田 真樹 香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40457346)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ABCG2 / MGMT / Glioblastoma / PET / Methionine / FLT / FMISO |
Research Abstract |
今回我々は、薬剤耐性遺伝子(MDR1, MRP1, MRP2,MRP3, MRP5, ABCG2, MGMT, TopoIIαなど)に注目し、薬剤耐性遺伝子の発現を脳腫瘍細胞で変化させ、抗がん剤や放射線療法などに対する治療効果を検討し、新しいmolecular therapyを開発したいと考えている。昨年度から今年度は、悪性グリオーマの薬剤耐性遺伝子・蛋白の発現の状態を初発悪性グリオーマとその再発時について詳細に検討した。ヒト脳腫瘍組織を用いて、薬剤耐性(MDR1,MRP1, MRP2,MRP3, MRP5, ABCG2, MGMT, TopoIIαなど)蛋白の発現の有無および局在を免疫組織学的に詳細に検討し、その再発時にも検討し比較した。さらにMethionine, FLT, FMISO等の核種を用いたPET検査と薬剤耐性遺伝子の発現とを臨床症例で検討した。また、薬剤耐性にも影響し核種の取り込みに関係しているトランスポーターの組織発現とPET検査での取り込みの状況を詳細に比較検討した。その結果、再発時にはヒト悪性膠芽腫において薬剤耐性遺伝子蛋白特にMDR1、MRP1、MRP2およびABCG2において遺伝子発現の増幅が認められた。また悪性脳腫瘍の臨床症例においてPETを用いた解析を行い、FLT-PET、Methionine-PETが悪性脳腫瘍に非常に有用でその取り込みは細胞増殖能と相関することに加え、この低酸素領域に集積がみられるFMISOの核種を用いたPETにおいて、その薬剤耐性遺伝子蛋白の発現や悪性度と正の相関が認められることを明らかとした。さらにFMISO-PET検査のT/B比とMDR1、MRP1、ABCG2においての遺伝子の発現に正の相関が認められた。これらの成果を学会発表と論文報告した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)