2012 Fiscal Year Annual Research Report
G蛋白シグナルを軸とした軟骨分化の包括的制御機構の解明
Project/Area Number |
22390286
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹下 克志 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30262009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 直史 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (10361495)
中村 耕三 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), その他部局等, 自立支援局長 (60126133)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 細胞・組織 / 軟骨代謝 / G蛋白 |
Research Abstract |
副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHrP)の主要なシグナル伝達分子であるG蛋白シグナルネットワークの軟骨分化・再生に対する調節機構を、GαsおよびGαq蛋白の軟骨特異的遺伝子改変マウスを解析することによりin vivo とin vitroの両面から多角的に検証することを目的として研究を行った。軟骨特異的Gαs、Gαq蛋白過剰発現マウスの作出およびその軟骨組織の解析の準備を引き続き行った。軟骨特異的にG蛋白遺伝子を発現させるために、エンハンサーを含む3.5 kbのCOL2a1プロモーターを用いGαs、Gαq遺伝子を組み込み、さらに900 bpにおよぶタンデムPoly Aを後半に挿入し発現効率を上げたコンストラクトを作成し、作成したコンストラクトをB126種マウス由来の受精卵にマイクロインジェクションし作製した。両遺伝子過剰発現マウス共に胎生致死となり、解析不可能であった。現在胎生期の解析を開始した。タモキシフェン誘導型Gαs、Gαq コンディショナルKOマウスの作出およびその軟骨組織の解析の準備を継続。Gαs、Gαq蛋白の軟骨組織特異的なコンディショナルKOマウスはCre/loxPシステムを用いて作成するが、Gαs、Gαq蛋白をloxPで挟み込んだFloxマウスと軟骨細胞特異的にCreを発現するマウスとの掛け合わせを行った。出来たコンディショナルKOマウスは胎生致死となり、出生後の軟骨組織の解析には至らなかった。現在過剰発現マウスと同様に胎生期の解析を行っている。タモキシフェン誘導型Col2a1-CreマウスとFloxマウスを交配させ、タモキシフェン誘導型コンディショナルKOマウスの作成を行ったが、タモキシフェンによる遺伝子欠損が誘導されなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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