2012 Fiscal Year Annual Research Report
医療診断技術の標準化のためのフリーライセンス型関節疾患解析プラットフォームの開発
Project/Area Number |
22390290
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西井 孝 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70304061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 研 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00283747)
田中 壽 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (40294087)
村瀬 研也 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50157773)
黒田 輝 東海大学, 情報理工学部, 教授 (70205243)
菅野 伸彦 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70273620)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 関節病 / 変形性関節症 / MRI |
Research Abstract |
1)関節疾患データバンクへの症例集積と解析 膝関節障害例のMRI(高解像度3D SPGR画像・T2マッピング画像・T1rhoマッピング画像)データの集積を昨年にひきつづきおこなった。本年度37例(通算179例)の撮影をおこなった。本研究で開発された関節疾患統合的定量解析プラットフォームにより、各症例の3次元関節軟骨の厚み・変性・重症度のパターン解析、半月板や靭帯損傷などの影響因子解析および、手術時関節鏡所見との対比によるMRI精度検証をおこなった。学会・研究会および論文誌に発表をおこない、本年度の活動により関節疾患定量解析プラットフォームの普及と関節疾患診断技術の標準化、本邦患者の膝関節障害データーベース拡充による関節障害病態の解明の進捗が図られた。 2)統合的解析プラットフォームの普及(Public distribution) ホームページ通じ、統合的定量解析プラットフォームBaum 2D/3Dの無償ダウンロード・ライセンス付与をおこなっている。平成24年度のダウンロード数はのべ100件と増加傾向で、我々の大学以外にもBaum 2Dを使用した学術報告が他大学から認められている(庄司 剛士ら. 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 2012,55:721-722)。 また、ホームページを通じBaum 2D/3Dの使用法、修正点などの問い合わせにも適宜対応している。3)新しい関節運動下機能イメージングMRIプログラムの開発 より生理的環境下での関節病態評価にむけ、3テスラMRIに適合した膝関節の屈伸運動をsemi-activeに制御する下肢運動装置を開発し、自動屈伸運動に伴う膝関節軟骨・半月板の形態的・質的解析ができるソフトウエアとの連動を調整した。ボランティアによる膝関節駆動装置使用下での動態撮影により、屈曲角度に応じた連続的な大腿骨/脛骨間の相対移動および半月板移動の解析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)