2012 Fiscal Year Annual Research Report
次世代偏光光干渉断層計による高機能光三次元バイオプシーの臨床実用化に関する研究
Project/Area Number |
22390320
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大鹿 哲郎 筑波大学, 医学医療系, 教授 (90194133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安野 嘉晃 筑波大学, 数理物質系, 講師 (10344871)
岡本 史樹 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30334064)
加治 優一 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50361332)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 光断層干渉計 / OCT / 偏光 / 円錐角膜 / 角膜形状 / 眼組織 |
Research Abstract |
1) 極早期円錐角膜の検出プロトコール:従来の角膜形状異常因子(角膜前面形状,後面形状,角膜厚分布,波面収差解析)に加え,偏光ドップラー・前眼部三次元光干渉断層計計測による角膜の複屈折の対称性,distribution,信号強度などをパラメターに含めて,ニューラルネットワークおよびマハラノビス距離計算による円錐角膜極早期検出プロトコールを作成した.偏光ドップラー・前眼部三次元光干渉断層計とPlacido topography system (Scheimpflug camera with topography)による測定結果を基にした. 2) 眼球組織の強度測定:動物眼において強膜の複屈折と組織の弾性の関連を検討した.これまでにも豚眼の強膜の複屈折を偏光OCTで測定し,輪部に平行に短冊状に切り出した強膜組織片の変形と応力との関連を検討してきた.今後さらに,強膜および角膜における種々の弾性係数を計算し,種々の変化を検討した. 3) ヒト眼前眼部疾患の偏光特性測定:ヒト眼に対する波長走査型および偏光感受型光干渉断層計計測を行い,線維化の程度と臨床所見の相関性を検討した.角膜においては,我々は既に角膜変性症の混濁部位のみを抽出し描画する方法を確立している.これをさらに発展させ,偏光感受型光干渉計で観察される異常な複屈折領域と散乱の増加している角膜実質混濁部位,さらには強膜炎などの炎症性疾患とその瘢痕期の関連性を検討した.線維柱帯切除術後の濾過胞については,すでに三次元的な内部構造の詳細な観察を行っている.これをさらに進め,偏光情報を加味した解析を行った.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)