2012 Fiscal Year Annual Research Report
骨軟骨幹細胞の初期分化に関わる転写制御ネットワークの解明
Project/Area Number |
22390340
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
船戸 紀子 東京医科歯科大学, 医歯学研究支援センター, 講師 (10376767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 正孝 東京医科歯科大学, 医歯学研究支援センター, 教授 (30180392)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | bHLH型転写因子 / T-box型転写因子 |
Research Abstract |
骨芽細胞や軟骨細胞は、共通の骨軟骨幹細胞からそれぞれの前駆細胞を経て分化する。本研究では、骨軟骨幹細胞の初期分化の分子機構の解明に向けて、頭蓋顎顔面骨の骨軟骨幹細胞の分化決定に関わる転写因子群 (bHLH型転写因子Hand2, Hand1, T-box型転写因子Tbx1) と転写制御ネットワークを形成する分子を、Physical interaction(タンパク質相互作用)および Genetic interaction(転写調節制御作用)の二つの側面から網羅的に解析し、同定された interactionについて分子生物学的手法を用いて機能解析を行った。 Tbx1ノックアウトマウスの表現型を解析したところ、鎖骨頭蓋異骨症の表現型と酷似することが分かった。Tbx1コンジェニタルノックアウトマウスを用いた実験から、Tbx1が骨の発生に関与することが明らかとなった(投稿中)。 bHLH型転写因子Hand2, Hand1遺伝子改変マウスの解析から、第一鰓弓および四肢の発生における興味深い役割を見いだし、標的遺伝子の解析を行った(投稿準備中)。 頭蓋顎顔面骨の骨軟骨幹細胞の分化決定に関わる転写因子群とクロストークする他のシグナル伝達系分子を検索するために、酵母two-hybrid法を用いて遺伝子を同定し、細胞レベルで機能解析を行った。現在、引き続き、個体レベルの解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)