2012 Fiscal Year Annual Research Report
エンドサイトーシス制御を基盤とした新しい感染制御法の開発
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22390354
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Research Institution | 独立行政法人国立長寿医療研究センター |
Principal Investigator |
松下 健二 独立行政法人国立長寿医療研究センター, 口腔疾患研究部, 部長 (90253898)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 一酸化窒素 / エンドサイトーシス / 細菌感染 / 歯周病 / 低分子Gタンパク質 |
Research Abstract |
歯周病関連細菌が細胞内へ侵入することにより,同菌の持続感染が成立したり、感染細胞の機能障害等が引き起こされる可能性が考えられるが、侵入の機序の詳細は不明な点が多い。加えて、侵入を制御する術は確立されていない。細菌の侵入経路としてはエンドサイトーシスがあり,その早期経路において低分子Gタンパク質のRab5 は重要な制御因子として知られている。Rab5 には活性型と不活性型が存在し,この活性変化により高度にエンドサイトーシスが制御されている。前年度までに我々は、歯周病原細菌の一種であるPorphyromonas gingivalis の細胞内侵入に低分子 Gタンパク質 Rab5 とICAM-1が重要であることをにした。本年度は、同細菌の細胞内侵入と活性酸素種、特に一酸化窒素(NO)との関連性について詳細に検討した。 歯肉上皮細胞株Ca9-22 細胞培養系に P.gingivalis とともに NOドナー(GSNO)を添加すると、同菌の細胞内侵入が亢進した。また、NO合成酵素(NOS)阻害剤である L-NAMEの添加によって、同菌の細胞内侵入は抑制された。P. gingivalis の細胞内侵入が亢進したCa9-22において、活性型Rab5の増加が認められた。また、GSNOの添加によって、Rab5のニトロシル化が亢進されていた。以上の結果から、NOは歯肉上皮細胞における P. ginigvalis の侵入を促進すること、またその促進機序として、Rab5のニトロシル化が関与していることが示唆された。今後、Rab5のニトロシル化が同分子の活性に影響を及ぼすか否かについて検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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