2012 Fiscal Year Annual Research Report
ナノレベル骨微細構造解析によるインプラント荷重条件の解明
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22390368
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
澤瀬 隆 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (80253681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 恭明 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80253673)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 歯学 / 口腔インプラント / 生体力学 / 骨形態計測 |
Research Abstract |
本研究は、骨組織ハイドロキシアパタイト結晶の配向性に着目し、インプラント周囲骨の微細構造を意識したナノレベルの質的解析を行うことで、適正な量あるいは時期の荷重は、それに順応する再配向をもたらし、また過度の荷重に対しては、配向性の乱れが生じ、結果として骨吸収を引き起こすという仮説を立て、バイオメカニカルな視点から材料工学的手法で、インプラント周囲骨と力学機能の相関を解明することを目的としている。 昨年度は、荷重時期の違いによるインプラント周囲骨c軸配向性解析を、家兎30羽を用いて行った。待時荷重群にインプラント周囲の旺盛な骨形成とともに,荷重方向に相関したc軸配向性を確認している。研磨標本における骨形態計測結果においても,待時荷重の方が有意に高い骨接触率を示した。また骨面積率ならびに骨細胞のカウントいずれにおいても荷重との相関を認め,骨細胞を鍵とした荷重と骨形成のメカニズムが示唆された. また併せて[実験3]として、より臨床に近いモデルとしてビーグル犬顎骨を被験部位とした荷重実験を施行し,現在標本作製中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究目的と研究計画にしたがって実験を行い、その結果得られたデータに基づいて順調に仮説の検証が行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究は順調に進行しており,特段の問題点はない.本年度は計画の最終年度であり,結果の総括と公表を学会ならびに学術雑誌に行う予定である. 計画した解析に加え,コラーゲンの配向性にも着目している.現在定量解析を検討中であるが,多方面からの有意義な解析が行える見込みである.
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Research Products
(2 results)