2012 Fiscal Year Annual Research Report
移植用バイオマテリアルと再生移行組織との強固な接合技術の開発
Project/Area Number |
22390373
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
松本 卓也 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40324793)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今里 聡 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (80243244)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | バイオマテリアル / 細胞操作 / スキャフォールド / 組織工学 |
Research Abstract |
生体安全性が高く、骨再建、再生用生体埋入材料としての使用頻度が高いジルコニア/アパタイト系材料、チタン材料について、その表面修飾を施した。1つは、ジルコニア/アパタイト複合体における出発基材の粉末サイズを変えることによる表面粗造性の付与、および高分子スポンジを含有後焼結することで獲得できる多孔性の付与である。もう1つはチタンのアルカリ加熱処理による、表面へのナノポア、ミクロポア作製および表面粗造性の付与である。これら表面処理の結果、材料は細胞、組織に対してこれまで以上に高い親和性を示した。具体的には材料表面上での細胞接着、増殖が有意に増加した。さらに、生体組織との高い接合性を示した。 最終的に、このジルコニア/アパタイト複合多孔性材料を生体に埋入し、骨再生ならびに生体骨との接合性について検討したところ、この材料は生体骨と高い接合性を示し、また、材料周囲の再生を達成しつつ再建材料として残存するということが明らかとなった。 以上のことから、大きな骨欠損に対する骨再建/再生を複合的に達成できる材料としてこれら材料が有用である可能性が示された。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)