2012 Fiscal Year Annual Research Report
模擬患者役割特性ストレスを軽減する医学・看護学共同養成プログラムの開発
Project/Area Number |
22390410
|
Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
清水 裕子 香川大学, 医学部, 教授 (10360314)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 宏基 香川大学, 医学部, 教授 (00243775)
千田 彰一 香川大学, 医学部附属病院, 教授 (30145049)
筒井 邦彦 香川大学, 医学部, 准教授 (50335874)
舛形 尚 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (70263910)
江藤 宏美 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10213555)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 模擬患者 / SP / ヒューマン・シミュレーション・クライエント / 看護学教育 / モデル / マジックミラールーム / MBTI性格検査 / 心理学的方法 |
Research Abstract |
1.海外の知見収集のため、研究者4名でニュージャージー州立ラトガース大学を視察した。米における看護学の標準的シミュレーション教育とSPの養成実態、およびSPのインタビューを実施した。結果、米では、標準的なシミュレーション教育は、モデルであり、日本とは異なり圧倒的に高価なモデルが配備され、SPの役割は大きくはなかった。養成は個別教員により行われ、学習協力者であるため、体系的なストレス軽減策は講じられていない。 2.2007年から2011年のpub medでSPをtitle中に含む文献を検討した。SPの活用対象は新たな対象に用いられる傾向があった。 3.模擬患者役割特性ストレスの調査をK大SP研究会で調査を実施した。結果、「マジックミラーを用いた面接室個室化による模擬患者(SP)の面接ストレスの変化」として第44回日本医学教育学会で発表した。SPは11名で、データはマジックミラーで面接室を個室化する前後で、7件法の自記式質問紙調査によりSPから収集した。質問項目のうち 2)フィードバックがストレス、のみが面接後に有意に低下したが(前:4.4±1.6 vs 後:3.6±1.5、p=0.018)、他の項目には全て有意な変化はなかった。医療面接においてマジックミラー面接個室化によるとSPがフィードバックストレスを減じることができる。また、同対象に実施したMBTI検査とフィードバックについて、「SPの役割特性ストレスや心的過程と性格タイプとの関連の検討」として上記学会で発表した。MBTIは新しい試みとして多くの聴衆があった。協力者は、対象は、同意を得たSP10名であった。調査は、MBTI性格検査(2件法60項目)とSP役割特性質問紙7件法20項目であった。測定用具は、性格検査MBTI性格検査FormMである。結果、SPの性格タイプによりストレスが異なり、養成過程で性格を考慮する必要がある。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)