2010 Fiscal Year Annual Research Report
がん患者の主体性発揮を促進・活用する外来がん看護実践者の能力育成プログラムの開発
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22390425
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
佐藤 まゆみ 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10251191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 禮子 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (90132240)
片岡 純 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (70259307)
森本 悦子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (60305670)
阿部 恭子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (00400820)
高山 京子 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (30461172)
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Keywords | がん看護 / 外来看護 / 外来がん看護 / 主体性 / 外来看護師 / 能力育成プログラム |
Research Abstract |
1.質問紙作成のための予備調査:外来通院がん患者・家族の現状に即した質問紙とするために予備調査を行った。5つのがん患者団体に所属する患者及び家族42名(患者32名・家族8名/平均年齢62.9歳±8.4歳)を対象にグループインタビューを行い、得られたデータを質的に分析した。外来通院がん患者・家族が、がんを抱えながらも自分らしく療養生活を送るために求める外来看護師の関わりは25にまとめられた。患者を気遣い声をかける、患者と話す時間を自ら作る、話しかけやすい雰囲気をもつ、患者の気持ちを理解しようと話しを聞く、患者の気持ちに寄り添おうとする、愚者の病状や生活背景をよく知っている、問題解決方法を一緒に考える、病気を抱えながらもうまく生活する方法について助言する、内容に応じて相談窓口を紹介する、責任をもって患者に接する、病気や治療を乗り越えようと患者が努力していることを理解している、患者にさりげなく触れて励ます、患者が自宅で困ったときには電話で相談にのる等。 2.外来通院がん患者・家族を対象とした全国調査:予備調査及び文献検討の結果に基づき、65項目(属性8項目・がんを抱えながらも自分らしく療養生活を送るために求める外来看護師の関わり57項目)からなる質問紙を開発した。外来看護師の関わりに関する項目は、重点的に開発する必要のある実践能力が明確になるよう、患者や家族にとっての重要度とそれらの関わりを実際にどの程度うけているかが明確になるよう構成した。 3.外来看護師を対象とした全国調査:予備調査の結果、看護師を対象とした質問紙調査は、患者・家族への質問紙調査の結果に基づき実施する必要があることが判明した。上記2の調査結果等に基づき全国調査用質問紙を作成する計画である。
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Research Products
(1 results)